約20年間、美容師として駆け抜けてきた立花さん。コロナ禍の自粛期間を期に、フリーランス美容師へ転身したと言います。
そこで今回は、立花さんに美容師になったきっかけから、フリーランス美容師になるまでのストーリーを聞いてきました。後半では、リピーター率95%の秘訣を聞いています。
▼プロフィール
立花和範(たちばな かずのり):美容師歴20年。きめ細やかなマンツーマン施術を強みとし、リピーター率が95%を超える。
目次
・「上京したい」。その気持ちが、後に美容師の道に導く
・「辞めたい」と何度も思ったけど、祖母の言葉に救われた
・コロナをきっかけに、フリーランス美容師へ転身
・個室専有・マンツーマン施術が、リピーター率が95%を記録……?
・美容師の仕事は大好きだけど、辞めざるを得ない美容師を救いたい
「上京したい」。その気持ちが、後に美容師の道へ導く
━━立花さんが、美容師業界に足を踏み入れたきっかけを教えてください。
立花:高校生の頃、上京することを夢見ていました。岩手県で育ったので、東京に憧れがあって。
今から20年ほど前の話になりますが、通信科の美容学校に通いながら働ける、寮完備の美容室に就職。
流れに身を任せたら、美容師になっていましたね。
「美容師になりたい!」というキラキラした感じではないので、何だか申し訳ないです(笑)。
━━美容師にピンときた理由は何でしたか?
立花:高校生の頃、彼女の髪を切る機会がありました。その時に、自分のカットで喜んでもらえるのがとても嬉しくて。
流れに身を任せたと言えど、なんとなく「美容師になりたいな」と、感じていたんでしょうね。
「辞めたい」と何度も思ったけど、祖母の言葉に救われた
━━離職率が高い美容師業界ですが、辛かったことはありますか?
立花:美容師になって、20年以上が経過しています。実は今まで、「辞めたいな」と思った瞬間はありました。美容師になって、最初の5年が特にきつかったですね……。
美容業界は、上下関係も徹底されている縦社会。
美容師の仕事はとても楽しいのに、人間関係での悩みが尽ず……。時に理不尽なことがあっても、歯を食いしばってなんとかやってこれました。
また、売上のノルマもあるので、達成しないと詰められてしまいます。
上司から「あの子は出来るのに、どうして君は出来ないの?」と言われることもあって、さすがにへこみましたね。
━━大変でしたね……。そんな中でも、続けてこれた理由は何ですか?
立花:東京に来た理由が「美容師になること」だったので、負けてたまるかと思って。
結果を出さずに地元に帰ったら、逃げたことになる気がして嫌だったんです。
上京する時に、祖母から「頑張れよ」って言われて。生半可な気持ちで仕事をしたくはありませんでした。
上京するタイミングで、すでに腹を括っていたんだと思います。だからこそ、やって来れたのかなと。
コロナをきっかけに、フリーランス美容師へ転身
━━フリーランス美容師になったきっかけを教えてください。
立花:コロナ禍による自粛期間が、ターニングポイントとなりましたね。
18年間、目まぐるしく駆け抜けてきました。そんな中、新型コロナウイルスの影響で、サロンが3週間ほど運営ストップに。必然と、内省する機会が増えました。
もともと「いつかは自分のサロンを持ちたい」という夢はあったので、独立するための方法を調べました。実際に、テナント探しもしています。
そこで、シェアサロンの存在を知り、同時に「サロンビレッジ」に出会いました。「これだ!」とピンと来ましたね。
サロンビレッジ代表・山本さんの話を聞いて、面白いなと思って。「サロンビレッジで、新たな美容師人生を歩もう!」と即決しました。
━━行動力がすごいですね……!「面白い」と思いた瞬間を教えてください。
立花:サロンビレッジの話を聞いた時に、美容業界の「新しい風」を感じました。まだないものを作ろうとしていて、とてもカッコ良くて痺れて。
━━共感してもらえて嬉しいです。フリーランス美容師になられて1年が経ちましたが、どうですか?
立花:すべてが自己責任なので、大変な部分もありますが、総じて満足しています。自分で働き方をカスタマイズできている感覚がとても新鮮です。
労働時間は、実はサロンに勤めている時とほぼ変わらないんです。フリーランスになって、より忙しくなったこともありました。
ただ、平日はがっつり働いた分、休日はゆっくり休めるので、時間を効率的に使えています。メリハリのある生活を送れていて、毎日充実していますよ。
個室専有・マンツーマン施術が、リピーター率が95%を記録……?

━━施術や接客でのこだわりがあれば、教えてください。
立花:サロンビレッジで働いてから、「マンツーマン施術」に磨きがかかりました。
今は、最初のヒアリングからシャンプー、カット、ブローまで、すべて私が担当しています。これって結構珍しくて。
サロンによっては、シャンプーとブローはアシスタントが担当する場合がよくあります。
昔から担当しているお客様がサロンビレッジに来てくれた時、「ここの空間がとても好きです。立花さんが、最後まで施術してくれるから安心します」と言ってくださって。
個室専有だからこそ、特別感があると思うんですよね。
施設も清潔ですし、個室による没入感もあります。絶妙な設計なので、心地いい距離感でお客様と向き合えています。

ありがたいことに、リピーター率が95%を到達しました。サロンビレッジには感謝の気持ちでいっぱいです。
美容師の仕事は大好きだけど、辞めざるを得ない美容師を救いたい
━━では最後に、立花さん自身の展望があれば教えてください。
立花:かなり先の夢になりますが、最終的には農業をしながら、美容師もやれたらと思っています。老後の話になるんですけどね(笑)。
直近の話であれば、サロンビレッジのようなシェアサロンを自分で創れたら最高ですね。
1年前の私のように、フリーランス美容師になりたいけど、勇気が出ない美容師もたくさんいると思うんです。実際に見てきましたし……。
美容師の仕事は大好きだけど、人間関係に悩んでいて辞めてしまうのは、とてももったいないです。
ちょっと話が大きくなってしまうかもしれませんが、実は、サロンビレッジを一緒に大きく出来たらうれしいなって。代表・山本さんの話を聞いた時に、本当に感動したんです。
実現するためにも、まずは目の前の仕事を全うして、少しでもサロンビレッジに貢献できたらなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
サロンビレッジへのお問い合わせは下記にてお待ちしております。
