▼ プロフィール
阿部和範
美容師歴22年目、フリーランス美容師歴7年目。これまで大手有名サロン、個人サロン、フリーランスと幅広く活動してきた。サロンビレッジ・銀座due.店にて『la paix』を営む。
▼ 目次
・きっかけは、友達が喜んでくれる瞬間からだった
・師匠の「阿部はセンスがある」という言葉が、唯一の救いだった
・「挑戦してみたい」という気持ち、ぜひ大切にしてください
・もしもサロンビレッジが誕生したら、僕もついて行きます
・独立は、そこまで怖がらなくても大丈夫
きっかけは、友達が喜んでくれる瞬間からだった
阿部さんの施術部屋
──阿部さんが美容師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
高校生の頃、美容室デビューをしました。期待に胸を膨らませ足を運んだのですが、イメージと違う仕上がりになってしまい、ちょっぴり悲しかった記憶が残っています。
言葉を選ばずに言うと、「自分で切った方がいいんじゃないか」と思ってしまって（笑）。そこから、自分でヘアセットなどをするようになりました。
そして高校生時代、友達に「俺の髪を切ってよ」とお願いされ、試しに切ってみたんです。
喜んでくれる姿を、間近で見られて嬉しかった。完全に乗せられました（笑）。
また、いとこのお姉さんも美容師ということもあり、「美容師」が身近な存在でした。
美容師に対して抱いていた憧れの気持ちが、少しずつ膨れ上がり、スタイリストになることを決意しました。
師匠の「阿部はセンスがある」という言葉が、唯一の救いだった
──美容師になってからは、どんな日々が待っていましたか？
美容師あるあるかもしれませんが、入社3年目までは、「辞めたい」という気持ちと闘っていましたね。
サラリーマンの友人が土日にエンジョイしているなか、自分は休みを返上して練習をしていたので。時には、絶望感を抱いた頃もありました。
──どうやって乗り越えていましたか？
アシスタント時代から尊敬している師匠がいるのですが、その方の言葉が救いでしたね。
「阿部は器用でセンスがあるし、ちょっと頑張るだけでもぐんと伸びるぞ。感性に恵まれているし、早くスタイリストになったらかっこよくないか？」。
この言葉をもらった時に、2年は辛抱しようと、腹を括れました。ほぼすべての休みも捧げ、技術習得に全う。
その積み重ねが功をなし、技術が底上げされたのが目に見えて分かるように。お客さまにも喜んでもらえて、美容師のやりがいを見出せました。
「挑戦してみたい」という気持ち、ぜひ大切にしてください
──とても順風満帆そうにも思えますが、フリーランス美容師になったきっかけを教えてください。
「やってみたい」という想いに忠実でありたかったからです。
僕は大手サロン、個人サロン、業務委託と型にこだわらずに働いてきました。
美容師になってから早22年。そのうち15年間、銀座でお世話になっています。
当時に比べて今思うことは、美容室や美容師の在り方が変わってきています。
美容室が年々増えているため、サロンで勤めていたとしても、新規のお客さまと出会う機会がぐんと減ってきました。
「サロンにいれば安心だ」という考え方に、メスが入ったような気がしています。
であれば、自分の実力を試すべく、フリーランスとしてやってみよう。そういった想いを叶えるために、気づいたら業務委託になっていました。
もしもサロンビレッジが誕生したら、僕もついて行きます
阿部さんの施術部屋
──今の言葉、多くの方に響いていると思います。数あるシェアサロンのなかから、『サロンビレッジ』を選んだ決め手は何でしたか？
実は設立者の山本さんが、前職の店長でした。
──なんと、そんなご縁があったのですね。
そうなんです。いつしかサロンビレッジの構想を僕に語ってくださって、「めっちゃいいな」って。もし誕生したら、僕もついて行こうって考えていました。
さすが、山本さん。持ち前の行動力と実行力で、銀座本店、銀座due.店をオープン。そして今に至ります。
──実際に働かれてみて、いかがでしょうか？
総じて満足しています。決してお世辞ではなく、不満がないんですよね。
一番ありがたいのが、運営の方々が毎日お手入れをしてくれるところ。
シェアサロンによっては、共有部分のお掃除も当番制だったりしますが、サロンビレッジでは自分の個室のみ手塩にかけるだけで、とても助かっています。
独立は、そこまで怖がらなくても大丈夫
──阿部さんが描く展望を教えてください。
明確な夢ではなく、あくまでぼんやりと考えている構想ですが……誰かと一緒にサロンを育ててみたいです。
昔から付き合いのある美容師仲間、信頼できる後輩がいるのですが、意外にも「自分のサロンを持ちたい」という夢を持っている人が多いのです。
サロンビレッジにいながら、別の誰かと一緒にサロンを手掛けるのもいいなあ、と。僕が宮城県仙台市出身なので、地域密着型サロンにも憧れがあります。
また、何かに行き詰まっているお客さまに、少しでも気持ちが楽になってもらえたら、僕も嬉しいなって。
せっかく個室という恵まれた環境なので、もっとお客さまに喜んでもらえる空間作りを育てていきたいですね。
──最後に、サロンビレッジが気になるビューティシャンにメッセージをお願いします。
悩みって、実際に向き合ってみないと分からないもの。未知なものに飛び込むって、勇気が必要だし怖さもありますよね。
ただ僕の経験上、そこまで怖がらなくても大丈夫。もっと自分自身を信じてあげてください。
サロンビレッジは、リスクをそこまで抱えない状態で独立ができる、恵まれた環境です。
少しでも共感してくださった方は、ぜひ一度サロンビレッジに足を運んでみてはいかがでしょうか？
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
サロンビレッジへのお問い合わせは下記にてお待ちしております。