こちらの記事はre-quest/QJ の記事を転載しています。 元記事はこちら(https://www.qjnavi.jp/special/trend/salowin_lmark/) |
大阪を中心に8店舗展開中の人気メンズサロン「L-MARK(エルマーク)」。その代表を務めるのが池谷義彦(いけたによしひこ)さんです。2022年のサロン立ち上げ以来、順調にサロン経営を続けながら、専門学校卒業と同時にスタイリストデビューを目指す「日本メンズ美容師アカデミー」の設立、YouTubeチャンネル「令和の虎」への出演など、業界内外で話題を集めています。
そんな池谷さんがさらなる高みを目指すためにパートナーとして選んだのが、シェアサロン運営や、美容室開業サービスを全国で展開しているサロウィン株式会社(以下、サロウィン)。完全に独立した小規模の美容室を開業できるサービス「me by,,(ミーバイ)」の利用を皮切りに、開業資金0円でサロンオープンができる「ALL SHARE(オールシェア)」などのサロウィンのサービスを利用しながらL-MARKの全国展開を狙うといいます。
今回は池谷さんにサロウィンの出店サポートサービスを利用しようと思った経緯や、そのメリット、先に見据えている展望について、少し異端な池谷さんのキャリアと共にお話を伺いました。
サロウィンではフリーランス美容師のためのシェアサロンだけでなく小規模〜大規模まで美容室経営のトータルサポートサービスを提供しております。 ご相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。 |
−まずは池谷さんのキャリアについてお伺いしたいのですが、中学を卒業してすぐに働き始めたとか?

そうですね。もう自分の中で美容師になるということは決まっていたので、最短でそれが叶えられる道を選び、中学を卒業後、通信制の美容学校に通いながら地元の美容室で働き始めました。2年で免許を取得して、そのタイミングで一刻も早くスタイリストとして活躍したくてカット専門店に転職をしたんです。だから17歳の頃にはお客さまのカットをしていたんですよね。勝手ながら、自分が日本で1番早くデビューしたんじゃないかなと思っています(笑)。カット専門店では2年ほど働いて、独立をしました。それが19歳の時です。

地元である大阪の寝屋川という郊外で、セット面が2席、家賃が4万円くらいの店舗なんですけどね。今の業態とは全然違って、どちらかというと主婦層向けの低料金で白髪染めを売りにしたサロンからスタートしました。集客には成功して5年ほど続けていたのですが、スタッフを定着させることになかなか苦戦して。というのも、20代の美容師はトレンドサロンで働きたい人が多いし、お客さまと同年代の美容師さんとなると、僕が若すぎたこともあって上手にコミュニケーションを取ることができなかったんです。それで、スタッフと相談して、いずれ大阪の中心地でトレンドサロンをオープンすることを目標に、ブランドチェンジを図りました。当時流行り出していたブリーチやハイトーンのメニューに振り切って、モデルを使ってSNSの発信をして…。徐々にカラーサロンへと切り替えていったんです。
−カラーサロンからメンズサロンへはどのようにシフトチェンジを?

僕が元々メンズのほうが得意だったこともあって、発信を続けているうちにメンズのお客さまが次第に増えていったんですよ。SNSをきっかけに、関西のメンズインフルエンサーがうちに髪を切りに来てくれたりもして、さらにまたそれが大バズりして。そうしているうちに、美容師さん側もメンズをやりたいとうちに来てくれる人が増えて、今の「L-MARK」が誕生したという流れです。それが2022年の10月ですね。
−その後は、3年ほどで8店舗と順調に展開しているところだと思いますが、サロウィンのサービスを利用しようと思ったきっかけは?

メンズサロンって中心地にしかないな、と気づいたんですよね。例えば僕たちのサロンがある寝屋川のような郊外だと、その地域の学生は、それこそ僕らがいなければ都市部に行って髪を切るしかない。働く側も、メンズ美容師になりたければ都市部に行くしかない。需要は高いはずなのに、すぐ手の届くところにないというか。それをなんとか解消したくて、L-MARKを全国展開したいと考えるようになりました。
でも、自分たちの力だけでやろうとした場合、資金面などの問題もあって20〜30年かかるだろうと。それで各方面に相談をしていたのですが、パートナーを募ってFCで伸ばしていくのが一気に店舗数を増やせそうだなと思ったんですね。FCオーナーは他業種からの参入で、自費出店。ただし、他業種参入となると運営面に不安が残るので、僕たち本部が人材や教育など、サロン運営の要となる部分は本部が手厚くサポートに入ってマネジメントに加わること。そして、FC展開のみに絞るというよりかは、直営とFCを状況に応じてセレクトして、とにかくスピーディーに店舗展開していければと思っていました。

−今年の2月にオープンした京都店は、「me by,,」を利用して出店されたそうですね。どのような点にメリットを感じていますか?

先ほどもお話しした物件確保などのハード面を、丸ごとお願いできることが一番です。京都店は7店舗目なのですが、それまで大阪にしか店舗がなく、どこまで自分たちの集客力が通用するのか試してみたい時期でした。けれど、立地的に自分たちで一から物件を探して理想の場所で出店できるかというとなかなか難しい面があるなと感じていて。それを「me by,,」を利用して、好立地でコスト面等のリスクを抑えてスモールスタートを切ることができたのは大きかったですね。

想定していた以上に集客面でも成功できたので、7月には「ALL SHARE」を利用して拡張移転をする予定です。「ALL SHARE」は、初期費用が0円なこともそうですが、経営していくにあたって、税金や諸々の費用までを考慮しても融資を受けるより得だと思います。そして何より、2月にオープンして半年も経たずに拡張移転という流れを、自分たちだけでやろうとするとかなりハードルが高いですし、費用面でもマイナスになっていたんじゃないでしょうか。サロウィンさんのサポートなしではできなかったことですね。
また、ハード面をお任せできる分、そこで空いたリソースを人材やスタッフ教育に充てられるということもメリットを感じています。実際、リクルーティングにも時間をかけられるようになったので、スタッフ獲得もスムーズになりました。
−7月は東京・渋谷での出店も予定されているそうですね。

渋谷店もサロウィンさんの「me by,,」を利用して出店予定です。東京にしろ、京都にしろ、中心地の物件取得が難しいエリアは、サロウィンさんと組むことでグッと出店のハードルが下がったと感じています。
渋谷でどれくらい自分たちの力が通用するのかを試しつつ、そこを起点に徐々に関東圏も含めたエリアに展開を考えています。
この勢いのまま、3年以内にはメンズサロンの店舗数で業界1位を目指したいですね。ここから一気に仕掛けていきたいです。そのためにも、サロウィンさんの出店サポートサービスは僕たちにとって欠かせない存在です。

- プロフィール
- 株式会社 L-MARK
代表取締役社長/
池谷義彦(いけたによしひこ)1993年、大阪府出身。理容美容専門学校西日本ヘアメイクカレッジ卒業後、カット専門店にて年間1万人以上のカットを担当し、19歳で独立。独自のスタイルを発信するSNSで多くのメンズヘアファンから支持を獲得し、有名人のスタイリングも手がけるように。2022年にメンズサロン「L-MARK」をオープン。2025年3月には8店舗目を出店し、今最も勢いに乗るメンズサロン経営者。
Instagram:@lmark_iketani -
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