全国に42店舗展開、撤退なし、全店黒字経営のHAVANAグループ。
HAVANA group. が目指す未来とフランチャイズオーナーに相応しい人物像について代表取締役の塩澤宏さんにお話しを伺いました。そして、今回実際にフランチャイズ出店したオーナーであるdriP. by HAVANAオーナーの池島純さんにもお話しを伺いました。
美容室のフランチャイズ化を考えている美容室経営者やフランチャイズオーナーとしてのキャリアを歩みたい美容師、経営者の方はぜひチェックしてみてください。
HAVANA group.がSALOWINをパートナーに選んだ理由
塩澤:現在の美容室経営は五重苦だと思っています。
1つ目は賃金が上がっているのでどんどん人件費が上がっています。ホワイトにしなくてはならなかったり、業務委託の働き方の中にも色々なものが求められていたりしますよね。なので、お給料を支払うことが5年前や10年前と比べて圧倒的に大変になってきています。
2つ目は資材の高騰で、店舗デザインの部分でお金がかかってしまうことです。サロンのデザインで考えてもらうと、『木』が一番安いです。しかしわかりやすい例でいうと、現在のトレンドである韓国のサロンやショップというのは木が使われていないデザインがほとんどです。なのでやりたいものに対しての金額が高くなってきています。
3つ目は人材の確保が難しいという点です。
サロウィンのようなフリーランス美容師のためのシェアサロンが誕生し、働き方を変えたい、独立前に資金をためて経験を積みたい美容師が移動しています。なのでレギュラーサロンは人材の囲い込みや獲得をしづらい状況になりました。
4つ目は集客についてです。
単純に人口が減少しているので、どんどん集客難になるでしょう。
5つ目は家賃の高騰です。
東京に限らず、地方も5年前と比較してすごく高くなっています。
ですので損益分岐のポイントが上がっていますし、今後もどんどん上がっていってしまうでしょう。
そのような状況下で国の融資制度を活用してでも開業し、3年以内にクローズしてしまう…という美容室経営者の姿をたくさん見てきました。
今回僕たちが利用したme by ,, は圧倒的にランニングコストが安いです。お金を借りて、テナントを借りるとなると最低でも5年は縛りが発生します。しかしme by,, は2年から始めることができます。様々なリスクを最小限に抑えることができます。
me by,, やALL SHAREといったサロウィンが提供するハードの部分を活用し、自分たちのソフト面の強みを掛け算することが自社が勝てる道筋だと感じ、一部協業モデルを作ると決めました。
新しいものを利用することについて、賛否はありますよね。
しかし、これからの未来に生き残って、成長するためには、発展が必要だと思います。その発展をしていくためには、サロウィンのような企業と自分たちのようなサロン経営をしている2社がタッグを組むことで、確実に勝てるモデルを作れると思いました。
美容師という職業はどちらかというと職人。しかし同じ美容業界の職人だけで頑張っていても業界全体は成長していかないと思います。他業種もどんどん参入してもらい、一緒にやっていかないと業界は成長していかない。だからこそ成長できると思えれば、どんどん取り入れていきたいと思いますね。
先日、サロウィンの資金調達のプレスリリースを拝見しました。
出店経験がない方はイメージしにくいかもしれないのですが、理想の物件を借りることってすごく大変なんです。同じ家賃を払うのに、会社の資金力の差でそのテナントを借りられないということはよくあることです。
元々サロウィンのサービスが出店しているテナントは立地が良く、ビルグレードの高いテナントばかり。テナント選びの信頼度は元々高かったのですが、今回の資金調達でさらに上がりました。
どんなにブランド力があるといっても、1店舗、2店舗の展開ではあのようなテナントに入れないです。
なのでサロウィンの大きな強みはそこにあると思います。
成長し続けるHAVANA group.の強さ
塩澤:僕たちは大きく分けて3つの強みがあります。
これまで42店舗展開してきましたが、赤字店舗がゼロです。この勝率の高さはHAVANA group.の大きな強みです。
もうひとつは集客力です。
SNS、OEM、ホットペッパービューティー、総合的なポータルサイトからの集客力が強みです。特にホットペッパービューティー集客は僕自身の10年以上の経験から蓄積されたものを共有しています。どのプランでも結果を出せる仕組みを作っています。
3つ目は仕組み化されたこれまでのナレッジの共有です。
研修を行ったり、資料や動画コンテンツにまとめ、教育のカリキュラム、マネジメントのマニュアルなど、創業からまとめてきたナレッジを共有しています。
現在も成長しており、新しい成功事例もどんどん増えております。FCオーナー様とともに成長し、結果を出せる環境を常にアップデートしています。
勝率が高いサロンのFCオーナーという点で大切なのは再現性のある仕組みということだと思います。
しかし美容師という仕事は特殊で、特定の誰かの一番になりたいオンリーワンの思考を持つ方が多いと思います。しかしここに再現性はないですが、再現性がない方がかっこいいと思う人が多いです。
なのでまずはそこの乖離をなくそう、そのような話をしたりしますね。
冒頭でもお伝えした通り、5年前よりも美容室を経営することは大変になっています。おそらく今後はさらに大変になっていきます。そんな大変な中でもFCオーナーが勝てるように整備していくことが僕の仕事だと思っています。

HAVANA group.が求めるFCオーナーの人物像
塩澤:僕たちが目指している方向に愚直に向き合える方です。
HAVANAとしてまずは『美容業界の中心になろう』という目標があります。美容室といったらHAVANA、最近伸びている美容室といったらHAVANA、まずはそこを目指しています。そこに一緒に向かって成長して行ける方がいいですね。
僕の評価は定量4割、定性6割です。結果がでなくても、やるべきことをやる人を求めています。詳細は長くなるので省略しますが、短期的に結果がでなくても長期的に見たら結果に大きな変化がでます。
そして新卒から役職者まで大切なのは、”美容が好き”という部分です。美容が好きということで、38歳の僕と20歳の新卒のアシスタントが出逢い、同じ空間で働いています。新卒のアシスタントからスタイリスト、FCオーナーも美容が好きという点はすごく大切ですね。美容が好きではない、楽しくないと思ってしまったらやめていただいた方がいいと思っています。
あとは明るい方がいいとかそのくらいでしょうか?(笑)
『美容室に行く事でテンションが上がる』そんな人を増やしたい。と思う人を集めたいですね。
me by ,,を活用してFCサロンを出店した理由

池島:1つは出店できるテナントのレベルが高いという点、もう1つは初期費用がかなり抑えられるという点です。
今回me by,, 原宿で出店しましたが、このテナントは原宿駅から徒歩30秒です。
この立地の良さやビルのグレードは、自分で借りる場合は提案もしてもらえないことがわかっていました。始めての出店でもこのような好条件のテナントに出店できるのはサロウィンの力がないと難しいと思います。
初期費用に関しては、美容室を出店する場合、最低でも1,000万円〜2,000万円はかかってきます。しかしme by ,,であれば約20分の1で出店することが可能です。初めはリスクを抑えて出店し、そこから展開していく計画だったのですごく魅力的でした。
実は見学に行くまではそこまで急いでいないというか、6月くらいから動き出そうかな?と考えていました。しかし実際に見学すると、出店のイメージが沸いてきました。
そこからすぐに塩澤に融資の相談をし、申請からおりるまでは大体1ヶ月ほどということがわかりました。であればすぐに融資の相談をしに行こうと動きました。融資の相談をしたら求人もそろそろ始めなくては、とどんどん進んでいきました。相談した結果すごいスピードで進んでいきましたね。(笑)
そもそも早く動かないとこのテナント埋まってしまう!と感じたことも一つの理由ですね。
求人も順調に進み、すぐに2人を採用することができました。
1人は自分が参加しているパーマ美容師のコミュニティがあるのですが、そこの美容師さんからのご紹介。2人目は僕のInstagramで広告を配信したところ面接の申込があったうちの1名です。
driP. by HAVANAの内装のこだわり
池島:1番のこだわりは、コンパクトなサロンなので広く見えるように工夫したことです。
シャンプー台エリアは広く見えるように、そしてそのエリアだけ違う空間と感じてもらえるように壁の材質をブラウンミラーにしてもらいました。
セット面エリアも広く見えるように大きな鏡を壁一面に設置していただきました。まっさらな状態の時よりもすごく広く見えますね。
壁はSALOWINの銀座Suite店を見学させていただいたのですが、その店舗の色付きの左官の壁がかわいいなと思い採用させていただきました。
緑色を選んだ理由は自分が緑色が好きだからです。(笑)
サロンのデザインはたくさんの女性のお客様に愛されるデザインにしたかったので自分の好みは一切入れないようにしていました。左官の色味も暖色系の提案いただいていたのですが、緑のサンプルをいただいた時に自分の中でビビッときて、ここだけは自分の直感を信じました。
実際、今日サロウィン本部の女性社員の方たちが見て、『緑可愛い!』とテンション上がっていたので安心しました。(笑)
今回、塩澤からデザインの指定などは全くなく、完全自由にさせてくれました。
内装やロゴのデザインの相談や、金額を抑えるためにどうすればいいかの相談をしたくらいです。
me by,,は共有部がすごく完成されてますし、実際に椅子と鏡を準備すればシンプルな空間で営業することができます。塩澤からは、そのままでも良いんじゃない?とも言われていましたが、来てくださるお客様にもっと喜んでいただける空間や、スタッフたちのモチベーションをあげるためにもしっかり内装は作り込むことにしました。
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FCオーナーが感じたHAVANAの魅力
池島:全国に42店舗展開していますが、今まで撤退したことがありません。そこの勝率の高さは大きな魅力だと思います。
フランチャイズオーナーは美容師の方もいれば、僕のようにITやコンサル出身の方など幅広いです。美容師からも、他業種からも評価される美容室のフランチャイズであり、本当に良いと思っていないと、そのオーナーたちも多店舗展開しないですよね。
実際どの店舗も黒字ですし、オーナーたちも勢いを止めずに出店をしている姿を見て、自分もFCオーナーとしても成長できる未来と、しっかり利益を出して経営できる姿がイメージできたので、挑戦することにしました。
僕が感じているHAVANAの強みは、大きく分けて2つあると思います。
“HAVANAと言ったら!”と感じると思いますが、やはりホットペッパーの集客力は強いです。
そしてマネジメントや集客など、これまで塩澤が経験してきた美容室の経営におけるノウハウを蓄積したコンテンツを動画やマニュアルにして共有できる状態にしているという点です。
さらにFCオーナーは塩澤との定期面談があるので、そこで悩んでいることなどを壁打ちすることができます。僕もHAVANAの本部の人間ですが、今回自分でお金を借りて出店した経験を、リアルな形でお伝えし、資料作成方法などサポートできると思っています。
FCオーナーの今後の展望
3店舗くらいまではハイペースで出したいと考えています。
小規模サロンはスタートしやすいですが、人が少ないので退職リスクが大きいです。スタッフが1人やめてしまったら一気に傾いてしまうということもありますので、3店舗くらいまではハイスピードで出店して店舗間同士で補える環境を作ろうと思います。
それ以降は会社でお金を貯めて、8~10席の大きめの店舗を出店したいと考えています。
なので今回はme by,, という小規模で出店しましたが、サロウィンのサービスにALL SHAREというサービスがあります。ALL SHAREは初期費用がゼロで出店できるので、将来的にはスケールアップの手段として自分の中では考えてたりします。
なのでこれからもっとお世話になるかもしれません。(笑)
よろしくお願いします!
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