美容師として働く中で「もっと理想的な空間でお客様を迎えたい」と感じたことはありませんか?サロンの雰囲気や居心地のよさは、お客様の満足度やリピートにつながる大切な要素です。
そんな想いを形にするため、SALOWINでは利用者であるフリーランス美容師と一緒にサロンをつくる 「みんシェアプロジェクト(みんなでつくろうシェアサロンプロジェクト)」 がスタートしました。実際にシェアサロンを利用する美容師が内装デザインから関わり、新しいプランを提案するなど利用者の視点で美容師の理想を反映できる新しい取り組みです。
今回はこのプロジェクトに参加し、SALOWIN渋谷Caldo店の内装を手がけたフリーランス美容師・渡部未来さんと上原綾さんにインタビュー。参加のきっかけやデザインへのこだわり、そして完成したシェアサロンへの想いを伺いました。
「みんシェアプロジェクト」に参加したきっかけ
―お二人がSALOWINを利用し始めて、どのくらいになりますか?
渡部:私は今年で5年目になります。丸4年経って、今5年目ですね。
上原:私は4年目ですね。
―みんシェアプロジェクトに参加することになったきっかけは何でしたか?
渡部:SALOWIN本部の方と話しているときに「もっとかわいい内装のお店で働きたい」と言ったら、「今度渋谷に新店舗ができるので、内装を一緒に考えてませんか?」と声をかけてもらったのがきっかけです。
そこで同じSALOWIN渋谷&New店を利用していて、好きなものの系統が似ている上原さんも誘ってみました。すぐに「いいですね!」と言ってくれたので、一緒に参加することになりました。
上原:もともと自分で内装を決められたらいいなと思っていたので、ぜひやりたいと思い参加させてもらいました。
試行錯誤を重ねた理想のシェアサロンづくり
― 実際のシェアサロンの内装はどのように決めていったのですか?
渡部:最初に上原さんとお互いのイメージを出し合いながら考えていきました。2人で出し合ったデザインイメージはすごく似ていたので、すり合わせにはほとんど苦労しませんでした。
上原:全然時間はかからなかったですよね。
かわいいと思うカフェの写真などを出し合って、お互いに「これいいね!」という感じでした。
―こだわったポイントはありますか?
上原:受付です。
差し色をどこかに入れたいと漠然と考えていて、受付に差し色で黄色のタイルを入れました。お客様に最初に来ていただく場所なので、目を引くようにしたくて色味や丸さ、境目の色味まで細部にこだわりました。
渡部:もともと私たちが利用していたSALOWIN渋谷&New店はモノトーン系でスタイリッシュな印象だったので、せっかくなら真逆な印象を感じる店舗にしたかったので、温かみのある色合いを入れたいと考えて選びました。
―正直、大変だったなと感じたことはありますか?
上原:あまりないのですが業者さんとのやりとりですかね。
口頭ではなかなか色味や素材などのイメージを伝えることができず大変でした。しかし、何度も何度も業社の方が素材のサンプルやデザインパースを修正しながら細部まですり合わせをしてくれました。
渡部:初めての内装の打ち合わせだったこともあり、写真と実物の印象が違うこともありましたよね。小さいタイルや壁紙の素材も実際に壁全面でデザインパースを修正してもらうとイメージが違うものになったり、難しい世界だなと感じました。

実際に完成した店舗を見て。喜びと周りからの嬉しい反応
―実際に今日初めて完成した店舗を見ていかがですか?
渡部:すごくかわいくて、理想としていたものが形になっていて感動しました。
上原:私も感動しました。特に白と赤のタイルのコールド席がかわいくて気に入っています。本来は放置中のお客様を移動するためのスペースですが、施術したくなるくらい素敵な空間です。
渡部:タイルといえば地下もとってもかわいいです。はじめはシンプルなデザインイメージで進んでいたのですが、どうしても地下というだけで閉鎖的なイメージがあると思うので、地下の方が良い!と思ってもらえる空間にしたいと感じていました。結果、すっごくかわいい空間になっていて大満足です。
―お店の中でも場所によって様々な素材が使われていて、雰囲気が違ってすごくおしゃれですよね。写真映えもしそうです。
上原:そうですよね。お客様の写真を撮るのも楽しみです。コールドもおしゃれだし、受付でタイルとウッドを入れて写真を撮ってもかわいいなと思います。
―お客様にも新しいお店のデザインイメージなどお伝えしていますか?
渡部:内装の写真を見せたらみなさん「かわいい!」とすごく喜んでくれました。実際にお客様をお迎えするのが楽しみです。
―周りのフリーランス美容師さんの反応はいかがですか?
上原:渋谷&New店の仲間からも「私も移動したい!」という声が上がっています。
渡部:実際にすでに2人の移動が決まっていますね。女性美容師さんから特に好評ですが、かわいらしすぎるデザインではないので、男性でも使いやすい空間になったと思います。
―先ほど男性の美容師さんが見学にきましたが、すごく可愛い!とおっしゃってましたよ!本部スタッフからも大好評です。
上原・渡部:え!本当ですか!それは嬉しすぎます!!
「みんシェアプロジェクト」に参加して得られたもの
―最後に、プロジェクトに参加して得られたものや感想などがあれば教えてください。
上原:今までは1人の利用者として、シェアサロンをお借りしているだけだと思っていました。だからまさか内装にまで関わらせてもらえることになるなんて驚きでした。
美容師になると、美容の仕事以外の経験をすることはなかなかありません。でも今回は店舗のデザインに携わることができて、本当に貴重な経験になりました。自分で出店しない限り店舗のデザインに関わるなんて絶対に出来ない経験です。今後ないかもしれないので、とても大きな学びでした。すごくありがたいです。
渡部:内装を手がけることが決まってから、街を歩いていても見るところが変わりました。
「この壁の素材は何だろう?」「この床かわいいな」とか、家具や色合いにも自然と目がいくようになりました。今まで注目してこなかった部分に意識が向くようになって、すごく楽しかったです。
―ほぼデザイナーの視点ですね!
上原:本当にそうでした。(笑)
二人でカフェに行っても「この雰囲気いいよね」「素材かわいいよね」とか、そんな話ばかりしていました(笑)あらゆるものからインスピレーションを受けていましたね。
渡部:良いアイディアが浮かぶとすぐにでも伝えたくて、今回のプロジェクトの担当だったサロウィン本部の方に「今からオフィスに伝えに行ってもいいですか?」と連絡したこともありました。(笑)
上原:打ち合わせして解散したばかりなのに、また話に行きましたよね。(笑)
渡部:忙しい中でたくさん時間を作ってくれて、デザインを考える中で実現が難しいこともたくさんあり、迷惑をかけたと思います。しかし本部の方が、時間を作ってくれて、私たちのやりたいことを全て汲み取って、できる範囲で実現してくれたので嬉しかったです。
そこはサロウィンが大きい会社だからこそ叶えてくれることだろうなと感じました。
上原:私もそう思います。本当にありがとうございます。
渡部:私たちの理想をほとんど形にしていただいて、かわいいお店が完成しました。とても愛着がわいているので、大事に使いたいと思っています。
上原:愛着しかないですよね!ぜひたくさんの方にサロン見学に来ていただきたいです。

理想の空間で新しい働き方を
SALOWINの「みんシェアプロジェクト」は、フリーランス美容師の声を反映しながらサロンを共につくり上げる新しい挑戦です。
今回参加した渡部さんと上原さんも、内装デザインに携わることで、美容師としての枠を超えた学びや発見があったと語ってくれました。
SALOWINではこれからも、美容師一人ひとりの理想を形にする取り組みを続けていきます。もし「今の環境をもっとよくしたい」「自分らしい働き方を見つけたい」と感じているなら、あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか。
内装デザインを一緒に考えたい!という美容師さんからのお問い合わせもぜひお待ちしております。