▼ プロフィール
中島 栞奈(なかじま かんな)
アイリスト歴10年目、フリーランスアイリスト歴2年目。母子家庭だったこともあり、安定を切望し、国家資格の中から「美容師」を選択。しかし体を壊し、挫折。その後はアイリストに転身する。
▼ 目次
・アイリストを目指すきっかけとなった”中学生の頃の挫折”
・国家資格の中から「消去法」で選んだ美容師を選んだ結果
・私が「アイリストの仕事」が好きな理由
・親密な話は、個室があったからこそ
・個性豊かな15人。切磋琢磨できる大切な仲間
アイリストを目指すきっかけとなった“中学生の頃の挫折”
──中島さんがアイリストを目指したきっかけを教えてください。
ちょっと複雑かつ特殊かもしれません。幼少の頃までぐんと遡りますね。
3歳の頃から、私はピアノを習い始めました。
母が厳しかったこともあり、小中学生の頃、部活をやらせてもらえなかったのです。
とにかく練習漬けの毎日。苦しくても、日々成長を感じられることを支えに、死に物狂いで練習に励んでいました。
そんな私にも、試練が訪れます。中学生の頃、全身全霊で打ち込んできたピアノを辞めてしまいました。
昔から闘争心が強く、楽しいからピアノを弾いていたのですが、いつしか、コンクールに受賞するため、練習に励んでいたことに気づいたのです。
他にもいろんな事情が重なり、ピアノを楽しく弾いている未来を想像できなかったので、辞めることにしました。
──そんなことがあったのですね……胸がキュッと締めるけられる感覚になりました。
大きな挫折を味わいましたね。
帰宅部だったので、時間ができてしまって。これまでは練習に打ち込んでいましたが、何をしていいのかが分からない……。
そこから遊び呆け、深夜を徘徊したり、家に帰らない日々もありました。完全にやさぐれ期でしたね(笑)。
高校に進学し、楽しく過ごしていました。ただ、何か“物足りなさ”があったのでしょう。学校に行ったり行かなかったりを、繰り返していました。
国家資格の中から「消去法」で選んだ美容師を選んだ結果
実は母子家庭で育っています。私が反抗期だった頃、母が病んでしまったのです。
母が仕事に役立つ資格を持っていなかったこともあり、大きな不安を抱いたのを、今でも鮮明に覚えています。
「このままではいけない、なんとかしなければいけない。勉強ができない私でも、国家資格を取って安定を築かなきゃ」。
色々探していたところ、興味のある美容業界で選べるのは「美容師」だったので、目指すことにしました。
──最初は美容師を志したのですね。実際に働いてみてどうでしたか?
正直、私には「美容師」が向きませんでした。
消去法で選んだものの、「美容師ってキラキラしていてかっこいいな」と、憧れは抱いていました。
しかし、現実を目の当たりにしてからは、もうしんどかったですね。
美容師あるあるかもしれませんが、アシスタント時代、朝から夜遅くまで働く毎日。週に一度の休日も、練習漬けな日々。
職場の最寄り駅で吐いた時は、「もう無理だ」と思いました。これからの未来を見据え、美容師から離れることを決意。
親からの援助などは一切期待できなかったので、迷っている時間はありませんでした。
次の一手を、できれば早く、打たなければいけない状況でした。
私が「アイリストの仕事」が好きな理由
──セカンドキャリアで「アイリスト」を選んだ理由は何でしたか?
元々細かい作業が大好きで、直感的に、自分に向いている気がしたのです。
転職活動中、とあるサロンでアイリストの体験をさせてもらえました。マネキンにグルーを付け、ピンセットを使ってまつ毛を埋める作業でした。
その時、すごく楽しくて。「アイ」という限られたスペースに、全集中できる感覚が快感で。
そこで、「アイリストを仕事にしたい」という覚悟が決まりました。
──実際に仕事してみていかがでしたか?
基本的にアイリストは、施術の始めから終わりまで一貫して担当できるので、やりがいを感じます。
また、お客さまの「ありがとう」がダイレクトに伝わってくるので、求められる瞬間も嬉しいです。
親密な話は、個室があったからこそ
──中島さんがフリーランスアイリストになった理由を教えてください。
もっと、自分のこだわりを追求したいと思ったからです。
これまで3店舗で、技術・接客の基本から教えてもらえました。
私の可能性を信じ、後輩育成や店長を任せてもらえたこともありました。今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
このままサロンで成長するのも良かったのですが、多様な業務を担う中で、「やっぱり私は、お客さま一人ひとりと親密に関わりたい」と思うようになり、独立を考えるようになりました。
お客さまに向き合っている時間がこの上ない喜びだと、再確認したからです。
──シェアサロン『サロンビレッジ』の決め手を教えてください。

中島さんの施術部屋
・アクセスのしやすさ
・個室専有
・内装、外装のデザイン性
銀座エリアで探していたのですが、駅チカかつデザイン性の高さに一目惚れしました。また、個室であることも、とてもありがたかったです。
私は“相談しやすい環境作り”を大切にしているので、個室だからこそ引き出せる話があります。この環境はサロンビレッジならではの特権だと思いますね。
また、運営陣の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。
何かあった時、気軽に相談できますし、「その後はいかがですか?」とアフターフォローもしてくださるのでとても心強いです。
個性豊かな15人。切磋琢磨できる大切な仲間
──サロンビレッジが気になっているアイリストに向けてメッセージをお願いします。
少しでも興味を持っているのであれば、まずは話を聞きに来てほしいです。実際に目で見て分かる魅力があると思います。
独立して改めて思いましたが、「ワクワク」ってとても大切です。

私がサロンビレッジに来た瞬間、「ここがいい」とビビッときました。楽しく仕事をしている未来が想像できたのです。
時に「サロンビレッジに来ていなかったら、ここまで笑っているかな?」と思うこともあります。
サロンビレッジ・銀座店は15室あります。一人ひとり個性豊かで、それぞれ独自の強みがあります。
切磋琢磨できる仲間がいること自体、とても恵まれたことです。少しでも興味ある方は、ぜひ一度、足を運んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
サロンビレッジへのお問い合わせは下記にてお待ちしております。