【フリーランスへの転身】美容師を純粋に楽しむための選択肢

フリーランス美容師のためのシェアサロン SALOWIN フリーランス美容師

今回取材させていただいたのは、
SALOWIN渋谷店に所属されている【shuu】さん。

サロンで店長の経験や、不動産営業の異職の経験もあるshuuさん。
フリーランス美容師として大活躍される今と過去に触れながら、
その選択肢の裏側を紐解いていきました。

【shuuさんが選択したフリーランスの働き方】

Suga:本日はよろしくお願いいたします。初めに自己紹介をお願いします。

shuu:SALOWIN渋谷店に所属しています。shuuです、宜しくお願いします。
経歴は早稲田美容専門学校を卒業して、銀座や表参道で働いた後、渋谷にて美容師をしています。

Suga:フリーランスになられた経緯をお伺いしてもよろしいですか?

shuu:前のサロンで店長を2,3年やり、売り上げが大体400万ぐらいでした。
そこから自分のブランディングをもっと突き詰めようかなと思った時に、自由度の高いフリーランスを選びました。
実は、もっと若い時にフリーランスを経験していましたが、売り上げがそこまでなかったので、結局すぐに普通のサロンに戻りました。

Suga:そうなんですね。改めてフリーランスを決意された時、迷いや不安はあまりなく、フリーランス一択だったのですか?

shuu:出店も考えたのですが、コロナ禍ということもあり、フリーランスを選択しました。

Suga:以前働かれていたサロンも渋谷だったと聞きましたが、特に問題なくお辞めになれましたか?

shuu:店長もやっていたので引き継ぎ等で少し大変でしたが、前社のオーナーがとても理解のある人だったので、比較的スムーズでした。

Suga:ありがたいですね、柔軟なオーナーさんで。フリーランスになられてから、通常サロンと比べてどうですか?

shuu:営業時間や、自分の休み、メニューや料金、あとは材料とかも自由なのでとても楽です。
楽な分、“頑張れる人と頑張れない人”どっちにでも振り切れると思うのですが、僕はフリーになって良かったなと思います。
時間も増えるし、お給料も増えるし、好きな材料、好きなカラー剤とか全部使えるので、メリットは多いと感じています。

【正社員とフリーランス、それぞれの意識の違い】

Suga:美容師の仕事に対しての意識は、変化がありましたか?

shuu:通常サロンではアシスタントに手伝ってもらいながら、お客さまを掛け持ちますよね。
それに比べると今はマンツーマンなので集中してでき、自分が納得いく仕上がりになり、クオリティは確実に上がっていると思います。

Suga:インスタも拝見させていただきましたが、素敵なスタイルばかりですね!特にカラーが綺麗、昔からカラーで表現されるのがお好きだったのですか?

shuu:いや、最初は全然カラー推しではなかったんですけど、お客さまの反応が良かったので、カラー推しにそのままなりました。

Suga:ハイトーンのカラーにしても施術が難しいので、クオリティにはこだわっていきたいですよね。

shuu:そうですね。シビアな仕事も少なくないので、こだわってやりたいですね。
それと同時に、接客の質も変わったと思います。前のサロンではもっとお客さんと喋りたいと思っても、予約状況的に無理とか。
そうしたことに物足りなさも感じていました。

Suga:福本さん自身も、お客様自身も、“満足度”という観点ではフリーランスの方が高いという肌感ですかね。

shuu:そうですね。ただ、予約がちょっと取りにくくなるのが懸念点ですね。極力、次回予約をしていただき、新規の入口を狭めるために価格で調整しながら、既存のお客さまファーストを心がけています。

【SALOWINを選んだ理由】

Suga:いろんなフリーランスサロンがあると思うのですが、なぜSALOWINを選ばれたのですか?

shuu:実は4,5件ほどサロン見学しました。その中でも一番SALOWINが良かったですね。
具体的にまず、発注サイトの品揃えの種類が豊富という点。次に各店舗に配置されている備品の充実さ。そしてロッカー数を3つ用意してくれる点ですね。
すぐに働きやすいイメージが湧いてきたので、決めました。

Suga:ありがたいですね。確かに充実度は高いと伺っています。

shuu:違う会社ですが、他店でのトラブルでお会計が問題になったと聞いたことがあります。レジ金が合わないから全てキャッシュレス決済にしているとか・・・
それってお客さまにとって現金で支払いたい方もいると思うので。
その点SALOWINでは現金も使えるし、PayPayとかクレジットとか全部使えるので安心感はあります。

Suga:確かに、お会計問題ってそれぞれが個人事業主だと問題になりやすそうですよね!

shuu:シビアな部分なので、安心感のあるシステムがいいですね。
また、店舗の内装も好きです。サロンによって様々だと思いますが、結構シェアサロンって仕切りがないところもあるので…。個室ではなく、通常のサロンにフリーランスが在籍しているような。
SALOWINは個室で、しかも綺麗ですし、お客さまも嬉しいですよね。

【スタッフ同士の関わり】

Suga:スタッフ同士の関わりはどうですか?

shuu:お互いで情報共有をよくします。技術のことやケミカル的な話。色んなプロフェッショナルの美容師がいるので、互いに高め合えていると感じます。逆に揉めることはあまりないと思います。
例えば席の話で、土日は席数設定がいっぱいだったりしますが、互いに譲り合っているんですよね。
みんな優しいです。

Suga:持ちつ持たれつ、みんなフラットな関係ですね。揉める要素もないってことですね。

shuu:そうですね、当然のようにみんな敬語だし。と言って飲みに行ったりもしますし、全然。
一緒にキックボクシングに行く仲間も、6,7人います。笑

Suga:本当ですか?仲良いですね。

shuu:結構仲いいです。それと自分達の共通項として、同じように意識高く美容師やっている人が多い印象ですね。
みんな、技術とか売り上げとかSNS、多岐にわたってアンテナ張っています。

Suga:こういう環境に身を置かれて、感化された部分もありますか?

shuu:僕は結構みんなの意見を聞いて吸収したい人間ですので「こうした方がいいよ」とか言われたら、すぐに取り込もうとします。ありがたいことに、フリーランスになってからより一層世界は広がった気がします。

【shuuさんの尊敬する人物】

Suga:美容師として大活躍のshuuさんですが、憧れや尊敬される人はいますか?

shuu:尊敬しているのは身近なのですが、SALOWIN社長の阿部さんですね。
最近SALOWINのスタッフの結婚式に参加させていただいたのですが、そこで阿部さんがスピーチをされたんです。
そのスピーチに感動してしまって。阿部さんは人生で初めての結婚式のスピーチと仰っていましたが、そのスピーチがとても勉強になりました。
喋り方とか身振り手振りにすごく引き込まれました。きっと多くの人と話す機会も多いからだと思うのですが、僕にはあまりできないことなので、すごい人だなぁと。

Suga:そうだったんですね!阿部さんも、もちろんすごいと思いますし、shuuさんの学びの姿勢にも感服いたします。

shuu:そうですか?笑 ありがとうございます。日々、色んなところで学ばせていただいております。

【純粋に美容師を楽しむ姿】

Suga:今後は出店とかも視野に入れているのですか?

shuu:いつかは…と思いますが、明確に気持ちが定まっていないのが本音です。
雑誌の仕事も受けてやらせていただく機会はありますが、そういうのもあまり得意ではないと感じています。
目立ちたい所もないですね。
純粋に、お客さまと関わっている時が楽しいですし、狙った色の仕上がりをバチッと決めた時とかに、楽しいなーって思います。

Suga:The 美容師という感じですね!

shuu:元々、中学の時とか友達の髪を切ったり染めたりとかしていて。当時から既にそういった感覚でした。
実は美容師を 1回辞めて不動産営業をやっていたことがあります。
営業をやってお給料もらった時に、そんなにやり甲斐を感じなくて‥
やっぱり美容師として、お客さまと向き合って技術で直接喜ばしたい!と思って美容師に戻りました。

Suga:なるほど、天職が美容師だったということですね。

shuu:どうですかね。美容師の人って、もっとおしゃれじゃないですか。笑
僕のスタイルは結構ラフな感じなので。

Suga:でも、そんな福本さんのスタイルがかっこいいです!これからも応援させていただきます!
今日はお忙しい中お時間作っていただきありがとうございました!

shuu:引き続き頑張ります。ありがとうございました。

【ライター紹介】

菅原 祥(Suga) 美容師兼webライター

“美容”に特化した記事を多く執筆。
言語化で美容業界に豊かな風を吹かす人です。