「いつかはフリーランスとして働きたい」と思いながらも、実際の働き方や集客方法、メリットやデメリットが気になり、なかなか決断できずにいる方も多いのではないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、20歳から眉毛サロン業界一筋でキャリアを積んできたアイブロウリストのAkarikoさん。7年目を迎える今年、SALON VILLAGE中目黒店でフリーランスとしての新たな一歩を踏み出しました。
SALON VILLAGEを選んだ理由やInstagramを活用した集客の工夫、働き方の変化、そして今後の夢について、等身大の言葉で語っていただきました。
フリーランスアイリストの働き方とSALON VILLAGEを選んだ理由
―これまでのご経歴を教えてください。
Akariko:専門学校を卒業して20歳からずっと眉毛サロンの業界で働いていて、今年で7年目になります。
新卒でデパートなどに入っている大手サロンに就職し、約4年間正社員として勤務しました。その後も別のサロンで2~3年間、正社員として働きました。そして今年の8月からSALON VILLAGE中目黒店に入り、フリーランスアイリストとして活動を始めました。
―数あるシェアサロンの中からSALON VILLAGEを選んでいただいた理由を教えてください。
Akariko:専門学校時代の後輩が運営本部にいたのが知ったきっかけです。いろいろ話を聞いてみると、フリーランスになるならシェアサロンが始めやすく、ハードルが低くて良いなと思いました。内装を自分好みにレイアウトできるところも魅力でしたね。
―以前は品川のサロンで働かれていたとのことで、品川から中目黒へは大きなエリア移動になりますが、不安はありませんでしたか?
Akariko:お客様の層も街の雰囲気も違うので、少し不安はありました。でもお客様に中目黒に移動することを伝えると、「通いやすいし良いね」と反応してもらえることが多く安心しました。
渋谷や表参道が美容系のお店が集まるエリアですが、もう少し落ち着いた場所が良いと思っていたので、中目黒に決めました。春は目黒川の桜がきれいなのも魅力ですね。
―実際に働いてみていかがですか?
Akariko:本当に働きやすいです。お店が新しくてきれいなのでお客様の反応も良いですし、「駅近で通いやすい」と言ってもらえます。
―移動後もお客様は変わらず来てくださっていますか?
Akariko:そうですね、ありがたいことにほとんどのお客様が来てくださっています。私の名前が珍しいので、直接移動をお伝えできなかったお客様も名前を検索し、Instagramで見つけて予約してくださることが多く、嬉しいですね。

フリーランスアイリストの働き方とは?時間の自由とメリット・デメリット
―フリーランスになって働き方に変化はありますか?
Akariko:正社員時代は拘束時間が長く、朝から晩まで予約がびっしり埋まっていました。ですが今はお客様の予定に合わせて働けるので、自分のプライベートの予定も柔軟に組めるようになりました。
たとえば昼から夜まで働いたり、逆に朝早くから夕方までにしたりと、メリハリのある働き方ができています。時間の使い方が大きく変わりましたね。昼まで働いて夕方から好きなアーティストのライブに行くこともできて、プライベートも充実しています。
―逆にフリーランスのデメリットはありますか?
Akariko:自由がある分、責任はすべて自分にあります。SNSでの発信や集客は必須で、頑張らないとお客様は来てくれません。デメリットというより「壁」みたいな感覚ですね。
―集客はどのようにされていますか?
Akariko:正社員時代からInstagramで集客しています。最初はリールをたくさん投稿したり、1日1投稿を続けたりしていましたが、徐々にお客様が増えてからは、反応の良いものだけを継続的に発信するようにしました。
エンゲージメントの高い投稿を自分で撮影・編集してアップし、それを見てくださった方が予約して来店してくださるという流れを作ることができました。新規のお客様はInstagramを見て来てくださる方がほとんどです。
―具体的にどのような投稿が集客につながりましたか?
Akariko:一番反響が大きかったのは、眉メイクのやり方を紹介したリールです。まずはオーソドックスな方法、不器用な方でも真似しやすいやり方を紹介しました。
約250万回再生され、多くの方が眉メイクに悩んでいることが明確になりました。その経験から、カウンセリングでも形づくりやメイク方法を丁寧にお伝えするようにしています。
―これから集客を頑張りたい方は、どのようなことを意識すると良いでしょうか?
Akariko:これからは個人の時代なので、施術例の投稿も大切ですが「この人にお願いしたい」と思ってもらえる発信が大事だと思います。Instagramを見れば、その人の人柄や雰囲気も伝わりますよね。
仕事とプライベートの投稿を半々くらいにすると、お客様は「デザインも好きだし、この人にお願いしたい」と感じてくださると思います。

今後の展望とフリーランスアイリストを目指す方へのメッセージ
―今後の夢や展望はありますか?
Akariko:メニューを増やして、なんでもできるサロンにしていきたいと思っています。今は眉毛のワックスとフェイシャルのみですが、今後は眉毛のインクアートやまつ毛の施術も取り入れて、「目元のことはここに任せれば完璧!」というサロンにしたいですね。
―最後に、フリーランスを目指す方や不安で一歩踏み出せない方に向けて、メッセージをお願いします。
Akariko:フリーランスはお客様とマンツーマンでしっかり向き合えて、お客様にとっても自分にとってもすごく良い環境だと思います。
頑張った分だけ収入や自由な時間に直結するところも大きな魅力です。これからは個人の時代なので、もし挑戦したい気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
「個人の時代」を生きる選択肢としてのフリーランス
7年間のキャリアを経て、フリーランスという新しい働き方を選んだAkarikoさん。
自由な時間の使い方やお客様との向き合い方、そしてSNSを活用した集客の工夫などの実体験は、これから独立を考える方にとって大きなヒントになるはずです。
「個人の時代」と言われる今、フリーランスは決して特別な選択肢ではありません。挑戦したい気持ちがあるなら、勇気を持って一歩を踏み出すことで、新しい可能性が広がるでしょう。