シェアサロンの使い方を徹底ガイド!自分に合った働き方を見つけよう

シェアサロン

シェアサロンに興味があるし働いてみたいけど使い方がイマイチ分からない…という美容師も多いのではないでしょうか?

細かなシステムは、シェアサロンによって異なる点もあると思いますが、利用までの流れは大筋一緒とも言えます。

そこで今回は、シェアサロンの使い方をお伝えさせて頂きます。

シェアサロンとは

シェアサロンとは、美容師向けに空いている席を貸し出す契約になります。

その際、通常の美容室として営業しており空き席の一部を貸し出すのが面貸し、全席が貸し出し専用になっているのがシェアサロンと区別されております。

また、働く美容師のことを「フリーランス美容師」と呼びますが、フリーランス美容師には「業務委託契約」と「シェアサロン契約(面貸し)」の2つの働き方が提供されています。

シェアサロンについてもっと詳しく知りたいと言う人は「シェアサロンとは?美容師視点のメリット・デメリットを徹底分析」も合わせてご確認ください。

シェアサロンの使い方

それでは、シェアサロンの使い方についてお伝えさせて頂きます。

利用開始までの流れ

まず、シェアサロンの場合、突然来て施述をする。ということは原則できないでしょう。これには、働く美容師が「このサロンで勤務していますよ」という申請を保健所に行う必要があるためです。

そのため、まずは、シェアサロンを利用する契約をシェアサロン運営会社と締結する必要があります。

シェアサロン利用開始までの手順

  1. 気になるシェアサロンに問い合わせを行う(当社はLINE@で相談可能)
  2. 利用プランなどの説明を受ける(シェアサロンを見学したりもします)
  3. 規約に同意した場合は利用契約を締結する
  4. 美容師免許と医師の診断書を提出する
  5. シェアサロン側が保健所に申請を行う

大半のシェアサロンは上記のような手順を行い契約していることでしょう。

集客と予約の開始

無事に契約が完了したら、いつでもシェアサロンが利用できる状態になります。そして、このタイミングから「集客」や「予約」の受付を開始することになります。

基本的にシェアサロンの場合は「集客」も「予約」も利用する美容師が行うことになります。そのため、顧客を持っていない美容師にとってはシェアサロンは不向きでしょう。

ただし、当社が運営する「SALOWIN」は「無料の集客支援」だけでなく「格安でホットペッパービュティーに掲載できるプラン」も用意しておりますので集客に自身がない人でも安心です。

また、予約システムも無料で提供をしておりますので、集客と予約に関しては、そこまで心配をしなくても大丈夫でしょう。

薬剤の手配

お客様の予約が入り始めたら薬剤を手配しましょう。シェアサロンの場合は、機材や備品など無くならない物に関しては無料で使えるのが一般的です。

ただし、薬剤などの消耗品は自分で購入する必要があります。そのため、ディラーの開拓などが必要になってしまうでしょう。

SALOWINの場合は、「イルミナ」や「N.」のカラー剤やパーマ液、「oggi otto」のトリートメントなど様々な薬剤がディラー仕入値で購入可能になります。

そのため、わざわざディラーと契約しなくても好きな薬剤を購入することができます。また、サロン内には置いていない薬剤を使用したい場合でも、当社からディラーに発注を掛けますのでご手配が可能になります。

施述と決済

お客様がご来店されたら施述を行う訳ですが、決済(特にクレジットカード)については、シェアサロンによって2つの方法が採用されています。

シェアサロン側が代表してカード会社と契約し決済システムを提供している場合と自分自身でカード会社と契約する場合の2つのパターンがあります。

前者は、決済手数料をシェアサロン負担としている場合が多く、後者は美容師本人が負担することになります。クレジットカード手数料は3%程度発生しますので、節約や手間を考えれば、シェアサロン側に用意してもらう方が得策でしょう。

SALOWINの場合は、キャッシュレス店舗になりますので、現金が使えない代わりに各種決済方法を提供しております。もちろん、決済手数料は当社が負担しますので余計な費用が発生致しません。

掃除

お客様の施述が終了したら、次の人が使用しますので綺麗に掃除をしましょう。

使用した薬剤などは基本持ち帰ることが前提になりますが、出勤日数が多い利用者には専用ロッカーを提供してくれるシェアサロンもあります。

SALOWINでも22日以上の利用者や売上50万円以上の利用者には、鍵付きの専用ロッカーを提供しておりますので、薬剤や道具などを保管しておくことが可能です。

利用料金の支払い

お客様から施述代金を頂戴したら、シェアサロン側に利用料を支払うことになります。

先ほどお伝えしたように、シェアサロン側で決済代行している場合は、一時的にシェアサロン側が売上金を預かる状態になりますので、利用料を差し引いた金額を入金してもらえます。

逆に、お客様からの施述代金を直接受領している場合は、毎月シェアサロンに利用料を振込しなければなりません。毎月支払いが発生するのは正直面倒ですよね。

SALOWINでもこの手間を簡略化するために、売上金から利用料を差し引いた金額を利用者にお振込をさせていただくことにしております。

シェアサロンの選び方

シェアサロンの利用方法はご理解頂けたと思いますが、実際どのような基準でシェアサロンを選べば良いか分からない。という人のために、シェアサロンの選び方をお伝えさせて頂きます。

シェアサロンの選び方

  1. 自分の顧客を連れていける範囲にシェアサロンがあるか?
  2. 手取り額が最も増えるシェアサロンはどこか?
  3. 内装や立地など顧客を満足できるシェアサロンなのか?
  4. 決済手数料はシェアサロン側の負担なのか?
  5. 薬剤は原価で購入可能なのか?
  6. タオルクリーニングや光熱費は無料か?
  7. 機材や備品の貸し出しは行なっていのか?

最低でも上記の7点をしっかりと比較した方が良いでしょう。最終的には好みの問題にはなりますが、利用料が安くてもサービスが少ないシェアサロンの場合、結果的に手取り額が減少してしまいますので注意が必要です。

シェアサロンの利用料金

シェアサロンの利用料金はサロンよって異なりますが、ここでは大手5社の料金を比較してみたいと思います。

シェアサロン5社の料金プランを比較

シェアサロン名 利用プラン
SALOWIN(当社) 月額5万円+売上歩合20%
THE SALONS 月額29万円〜
GO TODAY SHAiRE SALONS 月額5万円+売上歩合25%/月額3万+売上歩合30%
FBeauty 月額問い合わせ+100時間券10万円(通常価格)
Mirrorball 月額5万円+売上歩合25%(個室利用時)

上記が基本料金になりますが、各所ともに薬剤費は自己負担になりますのでシミュレーションからは除外したいと思います。また、シェアサロン自体は他にもいくつかありますが、上記の5社は立地が良く内装もしっかりしていることから比較対象として選出をさせて頂きました。

*FBeautyさんの料金詳細はブース等により価格が異なることから、試算からは除外させていただきます。

売上高 美容師の収入額
SALOWIN THE SALONS GTSS|歩合25% GTSS|歩合30% Mirrorball
100,000 30,000 -190,000 25,000 40,000 25,000
200,000 110,000 -90,000 100,000 110,000 100,000
300,000 190,000 10,000 175,000 180,000 175,000
400,000 270,000 110,000 250,000 250,000 250,000
500,000 350,000 210,000 325,000 320,000 325,000
600,000 430,000 310,000 400,000 390,000 400,000
700,000 510,000 410,000 475,000 460,000 475,000
800,000 590,000 510,000 550,000 530,000 550,000
900,000 670,000 610,000 625,000 600,000 625,000
1,000,000 750,000 710,000 700,000 670,000 700,000
1,100,000 830,000 810,000 775,000 740,000 775,000
1,200,000 910,000 910,000 850,000 810,000 850,000
1,300,000 990,000 1,010,000 925,000 880,000 925,000
1,400,000 1,070,000 1,110,000 1,000,000 950,000 1,000,000
1,500,000 1,150,000 1,210,000 1,075,000 1,020,000 1,075,000

上記の通り、売上10万円〜120万円までは「SALOWIN」がもっとも手取り額を増やすことが可能と言えるでしょう。難易度は上がりますが、売上130万円を超える場合はTHE SALONSさんが定額料金でどんどん手取り額が増える計算です。

まとめ

シェアサロンの使い方について解説をさせて頂きました。

特段、シェアサロンを利用するために面倒な手続きがある訳でもないので、マナーを守って利用している分には問題ないでしょう。

ただし、集客はあるのか?予約システムは提供しているのか?決済手数料はどちらが負担するのか?など細かいポイントについてはしっかりと確認することをおすすめします。