フリーランス美容師に挑戦してみたいけれど、「収入は安定するの?」「お店を移動してもお客様は来てくれるの?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
今回は、大阪のサロンで経験を積み、地元・岡山に戻りフリーランス美容師として挑戦を続けるSALOWIN岡山店の藤原朋也さんにインタビュー。
岡山でフリーランス美容師になる道を選んだ理由や、SALOWINに移動してからの変化、今後の展望までリアルな体験談を語っていただきました。
岡山でフリーランス美容師に転身した経緯とSALOWINを選んだ理由
―これまでのご経歴を教えてください。
藤原:出身は岡山ですが、大阪の美容学校に進学しました。卒業後はそのまま大阪のサロンで正社員として勤務し、その後、地元の岡山に戻ってSALOWINとは別のシェアサロンでフリーランス美容師として活動を始めました。
2024年7月に前のシェアサロンからSALOWIN岡山店に移動し、ちょうど1年ほど経ちます。
―フリーランス美容師になろうと思ったきっかけは何ですか?
藤原:大阪で働いていた頃、生活が本当に苦しくて「このままこの道を進んで自分は幸せになれるのか」という不安が常にありました。最終的に貯金が3,000円まで減ってしまい、「このままではいけない」と思ったことが、フリーランス美容師を選んだ大きなきっかけです。
―大阪から地元の岡山に戻られた理由は?
藤原:最初は大阪より少し田舎で働きたいと考え、奈良や兵庫まで候補を広げながら働く場所を探していました。そんなときに、岡山で新しくフリーランス美容師向けのシェアサロンがオープンすると聞き、まだ誰も利用者がいないゼロからのスタートのタイミングだったので「失敗してもいいから挑戦してみよう」と思い、岡山に戻ることを決めました。
―その後、SALOWINに移動されましたが、決め手は何だったのでしょうか?
藤原:立地の良さと、内装が新しくてきれいだったのがまず魅力でした。還元率が高いのも大きかったです。
他のシェアサロンも見たのですが、SALOWINの本部の方と話したときに「ここなら信頼できる」と直感で感じました。結果的に、その直感は間違っていなかったです。
何か相談したいことがあれば、SALOWINの本部の方にいつでも話を聞いてもらえます。フリーランス美容師はどれだけ頑張っても正直誰にも褒めてもらえず、孤独になりやすいと思います。
しかし、SALOWINで働き始めてからは目標を達成したときには本部の方が一緒に喜んでくれて、自分の先のキャリアまで考えてくれているので、とても心強いですね。
―店舗を移動されるにあたって、不安はありませんでしたか?
藤原:とても不安でした。以前は岡山の中でも駅から離れたエリアにあるシェアサロンだったので、駅前のSALOWIN岡山店に移るのは大きな変化でした。岡山は車社会なので、駐車場がないと来づらいというお客様の声も実際にありました。
しかし、お客様はコインパーキングを利用してでも来てくださっている方も多いです。近いからという理由で来てくださっていた方は離れてしまいましたが、お客様のライフスタイルに合わせて選んでいただくのが一番なので、「それはしょうがない。」と前向きにとらえています。
―実際にSALOWINで働いてみて、どのような変化がありましたか?
藤原:まず客層が変わりましたね。以前は40〜50代が多かったのですが、駅前に移ってからは20〜30代のお客様も増えました。同世代のお客様と悩みを共有しやすくなったのは大きいです。
ずっと変わらず来てくださっているお客様からも「店内がきれいだね」「おしゃれでいいね」と喜んでいただけています。「駅前でやっていてかっこいいね」と言われたこともあり、自分の働き方にも自信を持てるようになりました。
ホットペッパー+Instagram+新メニューで売上アップ!SALOWINのフリーランス美容師集客支援
―SALOWINに移動してから、売上に変化はありましたか?
藤原:移動直後は、正直売上が伸び悩んでいました。前のシェアサロンではホットペッパービューティーを中心に集客していて、月80万円ほどの売上がありましたが、SALOWINに移動したばかりの頃はホットペッパービューティーへの掲載がなかったため、しばらくは60万円前後の売上で停滞していました。
その後、SALOWINでホットペッパービューティーの集客プランが導入され、僕も利用を始めました。集客プランが始まると聞いたときは救われた気持ちでいっぱいでした。
同時に同じ店舗の美容師さんたちに相談し、試行錯誤しながら続けていたInstagramの運用もコツがつかめてきたタイミングで、結果、半年ほどで売上が一気に伸びました。
集客プランを導入してからは、毎月10〜20万円単位で売上が上がっていき、挑戦してみて良かったなと感じています。
―施術内容やお客様との関係性に変化はありましたか?
藤原:かなり変わったと思います。施術の金額は以前より高くなっていますが、それでもリピートしてくださる美意識の高いお客様が多く、提案も受け入れていただきやすくなりました。
たとえば「トリートメントよりストレートの方がいいですよ」と伝えると、僕を信じておすすめしたメニューを選んでくださるので、お客様により良いご提案とより良い仕上がりをご提供できている実感があります。
今はメンズに人気の「曲がる縮毛矯正」に特に力を入れています。
岡山ではまだ提供しているサロンが少なく、差別化につながるだろうと思い始めました。僕の友人が「曲がる縮毛矯正」のパイオニアで、そのつながりから一緒に取り組むようになり、Instagramも一気に伸びました。
「曲がる縮毛矯正」を始めてから、この半年でメンズのお客様の単価も8,000円台から1万2,000円近くまで上がり、大きな成長を感じています。

今後の展望とフリーランス美容師を目指す方へのメッセージ
―今後の夢や展望はありますか?
藤原:将来的には自分のサロンを出すことを目標にしています。ただ今は、SALOWINでどこまで成長できるか、自分の限界に挑戦したいと思っています。
売上の目標は今年の12月までに150万円、来年は200万円です。必ず達成できるように頑張ります。サポートしてくれた本部の方たちにも良い報告ができるように頑張ります!
―最後に、フリーランスを目指す方や不安で一歩踏み出せない方に向けて、メッセージをお願いします。
藤原:新しい挑戦をする時に、不安を感じることは誰にでもあるものだと思います。ただ、少しネガティブに聞こえるかもしれませんが、失敗するなら早いうちが良いと思います。僕自身、早めに挑戦したことで多くの経験を積むことができました。
僕も慎重なタイプなので、不安を感じることはたくさんあります。しかし、いくら考えても行動してみないと分からないですし、その不安も解消されないです。
立ち止まってしまうことが一番もったいないと思います。動けばその分不安は消えていきますし、結果的に今はとても楽しく働けています。だからこそ、少しでも挑戦してみたい気持ちがあるのであれば、一歩を踏み出して挑戦してほしいです。
挑戦する勇気がフリーランス美容師の未来を切り拓く
挑戦の中で売上の停滞期や不安も経験した藤原さん。それでもSALOWINのサポートを活用しながら前向きに努力を続け、売上をV字回復させて、単価アップや集客力向上を実現しました。
フリーランス美容師という働き方は決して楽ではありませんが、その分だけ自由度も高く、自分の理想のキャリアを築いていける可能性があります。「失敗するなら早いうちが良い」という藤原さんの言葉は、迷っている人の背中を押してくれるのではないでしょうか。