美容師の独立が多様化!?雇用人数別のおすすめな選択肢を解説

美容師の独立

近年、経済環境の変化や消費者ニーズの多様化、美容業界の競争激化、ライフスタイルの変化など、様々な要因から美容師の独立の種類が多様化しています。

それぞれの独立のスタイルはどのような美容師に適しているのでしょうか?

この記事では、理想とする独立スタイルや雇用規模に合わせて最適な選択肢を見つけ、独立を成功するためのポイントを解説します。

美容師の独立の種類

独立の種類は大きく「フリーランス」「美容モールでの独立」「自前出店」の3パターンに分かれ、美容師それぞれが自分の働き方にあった独立スタイルを選択していると言えます。

では、それぞれの独立パターンがどのような人におすすめかをご説明いたします。

個人での独立におすすめ『シェアサロン』

シェアサロンでの独立は初期費用もかからず、設備や環境が整備されているので、「自由にやりたい」「独立がはじめてで試してみたい」という方におすすめです。

料金形態は歩合制・定額制・歩合と定額の混合型の3形態があり、歩合還元率は70〜80%が平均的です。手取り額にすると総売上の70%程度だと言われています。そのため、下記のように正社員の際の倍の手取り額も実現できます。

【個人売上100万円の場合】
・正社員・・・手取り30万円前後が全国平均
・フリーランス・・・100万円の70%=70万円
手取りが30万円から2.3倍の70万円に

SALOWINでは、業界最高水準の技術売上80%還元を実現するだけでなく、技術力や売上、集客力UPのための勉強会を開催したり、独立時に必要な費用や経営ノウハウなどのサポートも提供していますので、美容師人生の選択肢を増やすことが可能です。(業界最高水準!売上80%還元のシェアサロン説明はこちら

美容師2〜3人での独立におすすめ『美容モール』

開業が初めてのため最大限リスクを抑えつつ、ゆっくりとお客様に向き合うことができる美容室を出店したい方には、美容モール型での出店がおすすめです。美容モール型美容室は、同じフロアに複数店舗の美容室が集まっている形式のことを指します。

通常2〜3席の美容室を出店するには10坪程のスペースが適切だとされていますが、アクセスが良い都心部で希望条件にマッチした物件を探すことは非常に難易度が高く、初期費用も最低1,000万円程度と、お店で生み出せる売上に対して割高な金額であることがわかります。

▼美容室の席数別広さ一覧

席数 必要な坪数(目安) 必要な平方メートル数(目安)
2席 8〜10坪 約26〜33㎡
3席 10〜12坪 約33〜40㎡
4席 12〜15坪 約40〜50㎡
5席 15〜18坪 約50〜60㎡
6席 18〜20坪 約60〜66㎡
7席 20〜22坪 約66〜73㎡
8席 22〜25坪 約73〜83㎡
10席 25〜30坪 約83〜100㎡
15席 35〜45坪 約116〜150㎡

美容モール型は、アクセスが良く、お客様が来店しやすい商圏である傾向が高いので、物件探しの時間を省くことができます。そのため、出店までのスピード感が圧倒的に早いことが特徴です。

美容師4人以上での独立は『自前出店』

一緒に働くスタッフが4人以上集まれば、皆さんがイメージする一般的な美容室を開業することがおすすめです。

顧客が安定していれば収益も見込みやすいのですが、気をつけるポイントは美容室のサイズ(坪数や席数)に適したスタッフ数が在籍しているか?という点になります。当然、適正なスタッフ数が確保できていない場合は軌道に乗らずリスクが高い独立と言えます。

スタッフの数に応じて大きなスペースと多くの設備が必要になり、軌道に乗らない場合のリスクは小規模よりも当然高くなります。

▼席数ごとの初期費用と売上高の目安

席数 敷金/保証金(万円) 内装費用(万円) 初期費用合計(万円) 月間売上高目安(万円)
2席 240 550 790 170
3席 288 660 948 225
4席 360 825 1,185 260
5席 432 990 1,422 280
6席 480 1,100 1,580 330
7席 528 1,210 1,738 385
8席 600 1,375 1,975 440
10席 720 1,650 2,370 550
15席 960 2,200 3,160 880

6〜8席規模の美容室を出店するためには、初期投資や運営コストが高額になるため、ほとんどの場合は融資を受ける必要があり、事業計画を作成する期間を含めると実際に出店するまでに6ヶ月以上の時間と資金がかかります。

正しい事業計画の作り方については「美容室の開業が不安!?事業計画の正しい作り方を徹底解説!」をご覧ください。

独立を考える人の中には、この計画段階で断念するケースも一定数存在します。断念を避けるためには、十分な市場調査と計画、資金確保、そして経験者の助言を受けることが成功の鍵となります。

雇用する人数から最適な独立パターンを選ぶ重要性

美容師が独立して成功するためには、雇用する人数に応じた最適な独立パターンを選ぶことが不可欠です。利益が出ていないと店舗存続の危機に陥り、スタッフを雇用し続けることすらもできなくなってしまいます。

理想的な美容室とは、下記のような様々な要素がバランスよく整った店舗をイメージするのではないでしょうか。

  • 立地の良さ
  • トレンドを意識した空間
  • リラックスできる空間
  • 優れたサービスと技術

しかし、これらの理想を全て叶えようとすると、初期費用が嵩み、利益を出しにくくなってしまいます。まずは削減できるべき費用は削減し、着実に利益を出すことに注力しましょう。

【コスト削減の具体例】

  • 壁紙をできるだけ安いものにする
  • セット椅子やシャンプー台はできるだけ安いものにする
  • リースにする
  • 高価な機器は後から導入する
  • 0から作らず既製品で代用する

退職を加味して理想席数−1にしておく重要性

美容師の離職率は業界全体で比較的高い傾向があり、日本の美容業界における離職率の平均は一般的に20〜30%とされています。若手美容師に限定するとさらに高くなることもあります。

退職理由は様々ですが、万が一スタッフが退職してしまった場合でも、店舗の運営を保つことができるように、『理想の席数−1』で店舗の席数を設定することは万が一の欠員にも対応でき、顧客満足を維持しながら経営も続けられる状態にすることができるでしょう。

テストマーケティングでシェアサロンや美容モールを活用する重要性

美容師が初めて独立する際にシェアサロンや美容モールを活用することは、市場の理解を深め、リスクを低減し、ビジネスモデルをテストするために非常に有効だと言えます。

また、ブランド認知度の向上やネットワーキングの構築にも寄与します。これらの利点を最大限に活用することで、独立後の成功確率を大幅に高めることができます。

SALOWINでは、『還元率80%のシェアサロン』はもちろん、『コストが通常の20分の1で美容室を出店できるme by,,』というサービスをご提供しております。me by,,は1,000万円の初期費用がたったの50万円程度で出店可能ですので、その費用を集客や採用に充てることができます。
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人員計画にあった物件を見つけたら即行動

人員計画に合った物件を見つけたら即行動することは、物件の獲得競争において非常に重要です。

これは当たり前のことだと思われがちですが、物件に悩んでいるうちに先に申し込みが入ってしまい出店の話が流れてしまう・・・という例は実によくあるというのが現状です。

都心部での物件探しは難易度が高く時間が掛かると言われていますが、SALOWINの『ALL SHARE』なら、資金調達が不要で物件取得から内装工事の手配まで当社が全て行うため、最大限コストを削減しながらスピード感を持って開業することができます。
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まとめ

美容師が独立する際に、雇用人数に応じて適切な選択肢を選ぶことは、経営の安定性や効率的な業務運営、顧客満足度の向上、スタッフの働きやすさなど、多くの重要な要素に直接的な影響を与えます。

まずは自身の働き方に合わせた独立パターンを選択した上で、利益を出すことに注力することが必要不可欠です。特に初めての独立の場合は、専門的な知識がある人に頼ることができるサービスを利用するのも、成功するための手段の一つだと言えます。