今回取材をさせて頂いたのはSALOWIN渋谷me+店で活躍されている【市川 奈桜】さん。
一人一人のお客様との時間を大切にしたいという思いからフリーランス美容師の働き方を選んだ市川さん。
色々な美容師と関わることで、薬剤や技術などの知識が増え、美容師としての視野が広がったフリーランス美容師の働き方を紐解きます。
【お客様満足度を高めるためにフリーランスへ】
編集部:本日はよろしくお願いします。では早速自己紹介をお願いします。
市川:SALOWIN渋谷me+店の市川奈桜です。
美容師歴は今年の4月で8年目です。
新卒のサロンで5年間勤務し、渋谷エリアの美容室に移動し1年間勤務していました。
その後フリーランス美容師になり、SALOWINを利用してから1年6ヶ月になります。
本日はよろしくお願いいたします。
編集部:フリーランス美容師になったきっかけを教えてください。
市川:マンツーマンでお客様に携われるという点に魅力を感じたからです。
正社員時代は複数枠でサロンワークをしていたので、アシスタントにシャンプーやドライを手伝っていただくことが多くありました。
せっかく指名して頂いているお客様に携われる時間が取れないことに『このままでいいのかな?』と悩んでいました。
もっとお客様に関わる時間を増やして大切にしていきたいという思いから、マンツーマン施術ができるフリーランス美容師になろうと決意しました。
編集部:SALOWINを選んでいただいた決め手はありますか。
市川:魅力に感じた点が2つありました。
1つめは半個室空間に魅力的に感じました。
元々SALOWINのことは以前勤めていたサロンの先輩が利用していたこともあり知っていました。
色々なシェアサロンの見学に行ったのですが、SALOWINは半個室のセット面で周りが気にならない作りだったので、その空間でマンツーマン施術できることがとても魅力的に感じました。
2つめは会社に対する安心感があった点です。
SALOWINがInstagramでプランや店舗情報について細かく発信していたので、理解がしやすいと感じていました。
また、先輩がSALOWINを利用していたこともあり、信頼感があったことも理由の一つです。
編集部:集客はどのようにされていましたか?
市川:正社員時代は、サロンでホットペッパービューティーを使っていましてが、自分でも集客をするためにInstagramでの発信をしており、新規のお客様はほとんどInstagramからのご予約頂いておりました。
フリーランス美容師になってからは、Instagramでの発信も継続し、新しくTikTokでの発信も始めました。
集客に関しては、今でも難しいと感じることはありますが、ジャンルや雰囲気の統一感を崩さないように意識したり、他の美容師さんの投稿を参考にしながら発信しています。
最近はお客様からのご要望のあった、トレンドの耳ツボジュエリーのメニューを取り入れて、InstagramやTikTokで発信してみたり、試行錯誤を繰り返しています。
その動画を見た顧客の方や、ご新規のお客様がヘアの予約と一緒に、耳ツボジュエリーのメニューを予約してくださったり、施術中の空き時間にやってほしいと言って頂けています。
編集部:フリーランス美容師になってから変えたことはありますか?
市川:積極的に新しい薬剤を取り入れるようになりました。
正社員時代は薬剤の指定があり、気になる薬剤を試す機会がありませんでした。
フリーランスになってからは、気になるトリートメントやカラー剤を発注できるようになりました。
また、気になっている薬剤を使っている同じ店舗の美容師さんに質問したりできるので、メニューの幅が広がりました。
より良いものを、お客様に提供できる環境がフリーランス美容師の1番の強みだと思います。
編集部:SALOWINの渋谷&New店から女性美容師専用シェアサロンである渋谷me+店に移動されましたが、きっかけはありますか?
市川:スタッフが女性しかいない、女性美容師専用シェアサロンというところに魅力を感じました。
私のお客様は女性のお客様が多いこともあり、スタッフが全員女性であるシェアサロンの方が、お客様によりリラックスできて過ごしやすい空間をご提供できると思ったので移動することにしました。
その他にも魅力に感じた点は多く、店舗の立地が良いので自分もお客様も通いやすいことや、内装の綺麗さも魅力に感じました。
これまで以上にお客様が満足していただけているので、移動して良かったな、と思います。

【お客様がリラックスできる空間】
編集部:フリーランス美容師になってから変化はありますか?
市川:自分に余裕ができて、プライベートの時間も確保できるようになりました。
正社員時代は、休みが取りづらい環境で、実家にもなかなか帰れず、自分の趣味に時間を充てることも出来なかったのでプライベート面はあまり充実していませんでした。
正社員時代のサロンワーク後は自宅の家事など手に付けられる余裕がなかったです。
フリーランス美容師になってからは、お客様の予約や自分の予定を調整できるようになったので、実家に帰省したり、自宅でご飯やお菓子作りをしたり、健康のためにピラティスに通ったり、ゆったりと過ごせるようになりました。
プライベートが充実したことによって仕事のモチベーションも上がり、充実した日々を過ごせています。
編集部:お客様の反応に変化はありましたか?
市川:とても喜んでいただけています。
オープンスペースのサロンだとどんなに演出しても忙しい感がお客様に伝わりリラックスしづらいこともありました。
SALOWINに移動してからサロン全体が忙しくても半個室空間なのでお客様は周りの様子が見えないのでリラックスしていただけるようになりました。会話が増えたお客様もいて、お客様との関係が深まったと嬉しく感じます。
また、『最初から最後まで1人で全て施術をしてくれるの嬉しい!』と喜んでいただけています。
時間に追われて急いで施術するということもなくなったので、最後のスタイリングの際に細部までこだわったり、お客様との時間を大切にできるようになりました。
とても楽しく美容師のお仕事が出来ています。
【今後の展望】
編集部:今後やってみたいと思うことはありますか?
市川:現時点では、やってみたいことにどんどん挑戦できているので、明確に『これ』といったことは考えていません。
今打ち出しているメニューやその他メニューの定着をしていけたら嬉しいです。
付加価値を付けながら、来ていただいてるお客様と新規のお客様により良い接客と技術を提供していきたいと思っています。
編集部:最後にフリーランス美容師に挑戦したいけど不安に感じている方へ一言お願いします。
市川:私もでしたが、自分がやったことないことに挑戦するのは怖いと感じている方がほとんどだと思います。
しかしシェアサロンには色々なサロンから様々な美容師が集まっているので、薬剤知識や技術、マインドなど全員が違うものを持っています。一緒に働き、常に情報交換を行うので、美容師としての視野が広がったと感じます。
また、確定申告や月々の経費の管理など、フリーランスになるまでやったことがなかった経理作業もする必要があるので、自然と財務の知識もつきます。
最初の一歩は誰しも怖いと思いますし、勇気が必要かと思います。
しかし、一歩チャレンジしてみることで大きな変化を得ることができるので、みなさんの挑戦を応援しています。
編集部:素敵なアドバイスありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします!
市川:こちらこそありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。