「いつか自分のお店を持ちたい」「自分の理想の空間で、お客様とじっくり向き合いたい」
そんな想いから、フリーランス美容師という働き方に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、2025年9月にフリーランス美容師として独立し、現在は個室占有型シェアサロンSALOWIN銀座VORT店で活躍する関口慧介さん。約12年間の正社員美容師を経て、マンツーマン施術と個室スタイルを活かしながら、「漫画喫茶美容院」という自身の夢を形にしています。
インタビューでは、フリーランス美容師を目指したきっかけや独立前の不安、完全個室ならではの働き方や売上の変化、そして今後の展望まで、リアルな経験をもとに詳しく語っていただきました。

夢である「漫画喫茶美容院」の空間を目指してフリーランス美容師に
―これまでのご経歴を教えてください。
関口:新卒で入社したサロンには、正社員として11年間在籍しました。スタイリストになってからはアシスタントを使わず、マンツーマンでお客様を担当するスタイルを続けてきたこともあり、次第に個室スタイルのサロンに魅力を感じるようになりました。
そこで、2社目は個室スタイルのサロンに就職しました。もともと理容室の業態のサロンでしたが美容の業態にも広げていくということで、美容師と理容師の両方の免許を持っている強みを活かして美容の立ち上げメンバーとして入社しました。
そのサロンで約1年間勤務した後、2025年9月にフリーランス美容師として独立しました。現在はフリーランス美容師4か月目で、これまでずっと銀座エリアで働いています。
―フリーランス美容師に挑戦しようと思ったきっかけは何ですか?
関口:僕は漫画が大好きで、「いつか漫画も読める漫画喫茶のようなサロンで働きたい」という夢があり、以前からお客様にも話してきました。
2社目で働いていたのが完全個室のサロンだったのですが、その環境で仕事をするうちに、「このような個室なら自分のやりたい漫画喫茶のようなサロンを実現できるのでは?」とイメージが一気に湧いたのがきっかけです。そこから、銀座エリアで半個室タイプや個室型のシェアサロンを本格的に探し始めました。
―フリーランス美容師になるにあたって、不安はありませんでしたか?
関口:一番の不安は、やはり売上が落ちることでした。フリーランス美容師になる前に、これまでの売上をすべて洗い出し、「最低限このくらいあれば大丈夫」というラインを自分なりに計算しました。
その数字をもとに、SALOWINの営業担当の方と何度もすり合わせをさせてもらいました。本当にしつこいくらい質問していたと思います(笑)。
それでも、きちんと数字を出したうえで「これくらい見込みがあるなら大丈夫ですよ!」と言ってもらえたことで、背中を押して頂けたと思います。
―数あるシェアサロンの中からSALOWINを選んでいただいた理由を教えてください。
関口:SALOWIN以外のシェアサロンも4〜5社ほど見学しました。還元率が良いサロン、内装がきれいなサロンもたくさんありましたが、最終的な決め手になったのは”人”でした。
最初に対応してくださったSALOWINの営業担当の方が、フリーランス美容師とシェアサロンの良い面だけなく、現状やリスクについても包み隠さず話してくれました。無理に後押しするのではなく、親身になって一緒に考えてくださったのが印象的で、一番大きな決め手になったと思います。
当初は、SALOWINの半個室タイプのシェアサロンも検討していました。ただ、「常にたくさんの漫画を置きたいのであれば個室占有の方が良いと思いますよ!」「この売上であれば完全個室のsuiteプランでも大丈夫です!」と具体的なアドバイスをいただきました。ずっと満室だった銀座VORT店にちょうど空きが出たタイミングもあり、最終的にSALOWIN銀座VORT店で契約することに決めました。

フリーランス美容師の働き方と売上の変化。完全個室だから築けるお客様との信頼関係
―実際にフリーランス美容師になって、働き方は変わりましたか?
関口:サロンワーク自体は、正社員のときとほとんど変わっていません。マンツーマンで施術するスタイルも同じですし、時間帯も大きくは変わらないですね。
ただ、時間の自由度はかなり上がりました。正社員時代は朝から夜まで自分の自由な時間はあまり確保できませんでしたが、今はその制約がほぼありません。
お休みも増え、好きな漫画を読んだり、ゲームをしたりと、プライベートの時間も充実しています。
―売上に変化はありますか?
関口:前のサロンで他のスタッフに引き継いだお客様もいるため、技術売上だけを見るとやや下がっている月もあります。しかし、物販の売上が伸びているので、トータルではプラスになっています。
―物販が伸びた理由は何だと思いますか?
関口:完全個室でカウンセリングの時間がしっかり取れるようになったのが大きいですね。
僕は10年以上使い続けている商材があって、シャンプーやトリートメントに頼らない髪質改善や、ウィッグの提案もしています。
個室だからこそ周りを気にせず、髪や将来の悩みについて深い話ができるので、内容に納得したうえで商品を使ってくださる方が増えました。
ウィッグに着目したのも、長く通ってくださっている顧客様の存在が大きいですね。なかには10年近くお付き合いのある方もいらっしゃって、これからさらに10年経てば、年齢も10歳重ねることになります。
いつ何が起こるかは誰にも分かりませんが、そのときに何か一つでも解決できる選択肢を持っていたいと思い、ウィッグに取り組むようになりました。万が一のときに、「あの人に相談すれば何でも分かる」と思ってもらえる存在でいたい、という気持ちが大きいです。短期的な売上というより、長いお付き合いを前提に考えています。
―完全個室だからこそ、お客様との関係性も深まりますよね。
関口:そうですね。「最近、少し髪が薄くなってきた気がする」「白髪が気になる」といったお悩みも、お客様の方から素直に話してくださいます。そのときに、「そんなことないですよ」と無責任に否定するようなことはしたくありません。
頭皮や髪のことで一番近くにいる存在は、担当の美容師だと思います。だからこそ、困ったときに気軽に頼ってもらえる関係でありたいですね。

こだわりの空間づくりとフリーランス美容師ならではの課題
―漫画がたくさん並んでいる空間がとても印象的ですが、お客様の反応はいかがですか?
関口:お客様の第一声は、だいたい「ひどいね」です(笑)。褒められているのか貶されているのか分からないのです。(笑)
しかし、来て頂いているお客様はほとんど顧客様です。なのでずっと「漫画喫茶のような美容室をやりたい」と話していたので、「やっと夢が叶ったね」と一緒に喜んでくれるお客様が多いです。なかにはアシスタント時代から10年以上通ってくださっている方もいて、とてもありがたいですね。
施術中は漫画を読んだり、動画を見たり、会話したり、本当に自由に過ごしてもらっています。
―空間づくりでこだわっているところはありますか?
関口:銀座一漫画が読める美容院として、約2,000冊の漫画を取り揃えています。随時新刊も入荷して、見やすいところに並べています。
休憩中は自分自身もここで漫画を読んだり、動画編集をしたりしていますね。お客様にとっても自分にとっても快適に過ごせる空間にしたいと思っています。
―新規集客はどのようにされていますか?
関口:主にホットペッパービューティーを利用しています。前のサロンでは、ホットペッパービューティーの運用を一任されており、その中で新規集客につながるページの作り方や見せ方をしっかり学ぶことができました。そうした経験もあり、フリーランス美容師になってからも引き続き活用しています。
SNSでの集客はほとんど行っていませんが、個人でYouTubeチャンネルを運営しています。美容系ではなく漫画を中心にした趣味のチャンネルなのですが、そこから漫画好きの方が来店してくださることもありました。
そのほか、顧客様からのご紹介で来てくださるケースもあります。
―フリーランス美容師になって感じるデメリットはありますか?
関口:一番感じているのは、お金の管理ですね。これは本当に実感しています。
正社員時代も材料係として仕入れを担当していましたが、どこかに「会社のお金」という意識があったと思います。今は仕入れもすべて自分のお金なので、感覚がまったく違います。
適正な量やコストを考えないと、売上があっても手元に残らない状況になりかねません。ただ、数字をきちんと見る習慣が身についたという意味では、自分自身が成長できた部分でもあると感じています。

今後の展望とフリーランス美容師を目指す方へのメッセージ
―今後の展望について教えてください。
関口:3〜5年以内に、サロウィンのサービスである小規模美容室を出店できる「me by,,」を利用して、自分のお店を持つことが目標です。
フリーランス美容師として働く中で、「もっとこうしたい」「ここをこう変えたい」という欲がどんどん出てきました。自分の好きな空間を一からつくれるのが、me by,,の一番の魅力だと思います。
me by ,, のサイトを見ていて、初めての出店をする若いオーナーから店舗展開で活用する勢いのあるサロンのオーナー、そして長年美容室経営をしてきた方の最後の挑戦として活用する方まですごく幅広い方に使われるサービスなんだと感じました。同時に自分の選択肢もすごく広がるなと感じます。
ただ、銀座エリアのme by ,,はすでに満室で2号店もすでに待っている方も多くいらっしゃるということなので、出店できるタイミングを待ちながら、しっかり準備をしていきたいですね。
―最後に、フリーランス美容師を目指す方や不安で一歩踏み出せない方に向けて、メッセージをお願いします。
関口:もし独立やフリーランス美容師をやりたい気持ちがあるなら、早ければ早い方がいいと思います。僕自身、32歳で始めて「あと2〜3年早く動けていたら」と考えることもあります。
ただ、勢いだけで動くのではなく、自分の数字をしっかり把握することが大事です。数字を整理したうえで相談すれば、サロウィンの本部の方は親身に支えてくれるので、とても心強い環境です。
正社員の良さももちろんあると思いますが、「やりたい」と思った気持ちを大切にして、一歩踏み出してみてほしいですね。

SALOWINなら理想の働き方と夢を形にできる
12年間のサロン勤務を経てフリーランス美容師として独立した関口さんは、完全個室という環境を活かし、「漫画喫茶美容院」という長年の夢を実現しました。マンツーマン施術による丁寧なカウンセリングと、お客様との深い信頼関係が、売上の安定や提案の幅を広げる結果にもつながっています。
SALOWINの魅力は、フリーランス美容師としての自由な働き方だけでなく、将来の出店まで見据えたサポート体制が整っている点です。自分らしい理想の美容師人生を描きながら、SALOWINと一緒に夢を一歩ずつ形にしてみませんか。

