今回取材をさせて頂いたのは昨年12月1日にme by ,,渋谷で美容室『Pono』をオープンした【長塚智】さん。
オープンしたての現在の心境と、今後の展望について紐解きます。
【激動の2024年】
編集部:本日はよろしくお願いします。では早速自己紹介をお願いします。
長塚:今年の12月1日に『Pono』をオープンしました長塚智です。
本日はよろしくお願いします。
編集部:独立出店することはずっと考えられていたのですか?
長塚:全く考えておりませんでした。
美容師歴24年目になりましたが、これまで新卒から同じサロンでずっと働いてきました。
そのサロンで12年店長として勤務してきましたが、昨年の始めにいきなりお店を閉めることになりました。
複数のエリアで展開しているサロンだったので別の店舗へ移動するという手もありましたが、長年渋谷エリアで美容師をやってきて、お客様にも迷惑をかけたくないと思い退社することに決めました。
そこで渋谷にあるシェアサロンでフリーランス美容師として独立しようと思い、ネットで検索したところ個室占有できるSALOWIN渋谷Suite店の存在を知りました。
見学に行き、自分だけの個室を持てるということですぐに契約を決めました。
大きなサロンで店長をしていたので自分のお客様だけでなく、スタッフの管理もしていましたが、急に目の前のお客様のことだけを考えればいい空間はすごく気持ちが楽になりました。
利用し始めて1ヶ月目にSALOWINでは本部の方と面談をするのですが、僕の売上が予想以上に高かったとのことでまだ告知をする前にme by ,, のサービスをご紹介いただきました。
しかしその時はまだフリーランス美容師になりたてで、この売上で実際どれくらいの手取りになるのか、初期費用を払う余裕が生まれるのかも分からないなとも思っていました。
編集部:手取りは増えましたか?
長塚:ご想像にお任せします!(笑)
しかし半年間くらいでme by ,, の出店費用を貯められると思ったので、すぐにme by ,, で出店する答えを出しました。
お客様にも半年後にもう少し広い空間で出店しますと伝えていたので、楽しみにして頂きました。
編集部:お客様からの反応はいかがですか?
長塚:喜んでいただいています。
Suiteの空間からme by,, に移動しましたが 、出店した、独立した感が強まったのでお客様たちから『おめでとう』と祝ってもらえて嬉しいです。
【シェアサロンを利用したことで不安が半減】
編集部:独立を決意してからOPENするまで、およそ9ヶ月というスピードでしたが、大変だったことはありましたか?
長塚:ほとんど大変でしたが、本部の方にも色々確認しながら進めることができました。
独立する上でほとんどの方が不安に感じるのは主に売上などの財務面だと思います。
出店前にフリーランス美容師を経験できたことで、毎月の大体の売上とコストが把握でき、me by ,,に移動した場合の売上とコストも想定できました。
そのため不安なく独立が叶いました。
独立前にフリーランスになることは、リスクなくプレ独立ができるのでおすすめですね。
編集部:内装のこだわりを教えてください。
長塚:どんなお客様にも合うように、とにかくシンプルに広々と見えるように作って頂きました。
黒、グレー、白の三色のみを使い、かっこいい印象にするため棚はステンレス、それに合った壁紙、椅子やワゴンなどは黒で統一しました。
編集部:お客様の年齢層はどの層が多いですか?
長塚:10代のお客様から90代のお客様まで本当に幅広いです。
長年来て頂いているお客様がほとんどで、新規のお客様は顧客様からのご紹介がほとんどです。
今後は顧客様だけでなく新規のお客様もやって行きたいと思っています。
今自分のお客様は大体18:00以降は予約が入らないので、18:00以降の予約を埋めるためにホットペッパービューティーの方と打ち合わせをして戦略を練っているところです。
【今後の展望】
編集部:今後の展望は何かお考えですか?
長塚:ありがたいことにお客様の予約が満席に近く、自分も働く時間を増やしています。
次は顧客様をもっと大切にするべきフェーズに入ったかな?と思っています。
いつも来てくださるお客様に飽きられないように、新しい薬剤を使った髪質改善メニューやトリートメントメニューを増やしたりして、お客様の選択肢を増やしたいなと思っています。
編集部:今後は独立など考えていますか?
長塚:もう少し大きい空間で出店することを目標にしています。
me by ,, で2部屋契約して大きく出店するのも良いですよね。
今までずっと同じサロンにいて、シェアサロンを利用して、me by ,, で出店して、視野が広がったと思っています。
美容師は稼げないと思っている人はまだまだ多いです。
僕もお店がなくなるくらいの出来事がないとフリーランス美容師に挑戦しなかったと思います。
しかし、こんなに自分の満足度も上がり、手取りも増えるので、僕だけでなくもっと幸せになれる美容師が増やせると思います。
自分でも少し大きいサロンを出して、スタッフや自由に美容師をしたい人に席を貸して、もっと美容師の仕事に夢を持つ人を増やしたいですね。
編集部:サロウィンのビジョンと同じビジョンを持たれていて感動しました。
これからも一緒に美容業界を良くして行きましょう!
本日はありがとうございました。
長塚:こちらこそありがとうございました!
今後もよろしくお願いします!