今回取材をさせて頂いたのはSALOWIN銀座店で活躍されている【鎌田 優子】さん。
ヘアメイクのお仕事と美容師のお仕事の両立をしたくてフリーランス美容師の道を選ばれた鎌田さん。
マンツーマン接客でお客様満足度が向上し、ヘアメイクのお仕事も長期休暇も取れるようになり、自分の満足度も向上したSALOWINでの働き方を紐解きます。
【ヘアメイクと美容師の仕事と両立をするために】
編集部:本日はよろしくお願いします。では早速自己紹介をお願いします。
鎌田:SALOWIN銀座店の鎌田優子です。
美容師歴は22年目で、新卒で地元である青森のサロンで15年半勤務していました。そこから東京へ上京し、2店舗の正社員サロンを経験し、SALOWINでフリーランス美容師になりました。
SALOWINでフリーランス美容師になって今年で4年目になります。
本日はよろしくおねがいします。
編集部:フリーランス美容師になろうと思ったきっかけを教えてください。
鎌田:当時、2つ悩んでいたことがありました。
1つはヘアメイクのお仕事とサロンワークの両立についてです。
前社はヘアメイクも行っているサロンだったのですが、入社してからヘアメイクのお仕事の案件が少なく、正社員サロンだったことで、ヘアメイクのお仕事を取りに行くことも難しい状況でした。
ヘアメイクのお仕事をもっと増やすためにどうすればいいのかな?将来、美容師としての働き方はこのままで大丈夫なのか不安に思っていました。
2つめは、前社はお店全体が忙しく、自分の手が空いたら他のスタッフのフォローに行って、自分のお客様のシャンプーはアシスタントが行うことがよくありました。
せっかく来て頂いているお客様を最初から最後まで自分が担当したいという思いが強くなり、このままでいいのかと違和感を感じることが増えていきました。
そんな時に、SALOWIN表参道店でフリーランス美容師をしていた先輩に悩みを打ち明けたところ、『SALOWIN働き方自由だし、マンツーマン施術できるからおすすめだよ!』と言っていただきました。
自分から行動できずにいたところ、先輩が本部の方に言ってくれたのか、連絡がきて一度見学に行くことに決めました。
編集部:フリーランスになる前、不安だった点はありますか?
鎌田:同じ銀座エリアでの勤務ですが、店舗が移動になる上で、お客様がついてきてくれるか不安でした。
ですが、これまで店舗を移動するたびに大体6割くらいのお客様は着いて来てくださったので、最悪の場合の売上はこのくらいになるだろうという予測することはできました。
不安はありましたが、私は割と楽観的なところがあるので、自分の美容師経験や技術があればなんとかなるかなという気持ちが強かったですね。
編集部:サロンを移動する際、連絡手段はどのようにされていましたか?
鎌田:移動をする際、お客様には『”お店を持たないカタチの独立”をすることに決めました』とお伝えするようにしていました。
独立という言葉はお客様からは『おめでとう!』とお祝いして頂けました。
直接のご案内はもちろん、公式ラインのQRコード付きのお手紙を、お客様一人一人に手書きで作成してお渡ししていました。
フリーランスになったばかりの頃は、いらっしゃらなかったお客様もいて、正直不安になりました。
しかし3ヶ月が経過すると、周期が長い方や、ご案内できなかったお客様がInstagramで私を見つけて予約してくださり、結果的にこれまでの店舗移動したとき以上のお客様が戻ってきてくださいました。
嬉しかったですね。

【自分もお客様も大満足の働き方】
編集部:集客はどのようにされていますか?
鎌田:正社員サロン時代はホットペッパービューティーがメインで、自分のInstagramでジャンルを問わずに発信していました。
フリーランス美容師になってからは、 SNSで集客をしていくには何かに特化していないと集客が難しいと思ったので、自分が好きなヘアセットと、当時特化型美容師が少なかった白髪ぼかしメニューにジャンルを絞って投稿をするようにしました。
最近はInstagramの発信は頻度が下がってしまったのですが、Instagramを見たお客様とお客様のご紹介で新規のお客様が来てくださっています。
またシェアサロンだからこそのお話ですが、特化型の美容師さんが多いので、同じ店舗を利用する美容師さんからお客様のヘアセットをお願いされることもあります。
産休に入られる美容師さんからお客様を引き継がせて頂いたこともあり、同じ空間で働くフリーランス仲間に信頼してもらえて、大事なお客様を任せてもらえることはとても嬉しいです。
今後はもう少し、新規のお客様を増やすためにもInstagramの投稿も頑張りたいと思っています。
編集部:フリーランス美容師になってから変わったことはありますか?
鎌田:仕事もプライベートもかなり変わりました。
お仕事面では、働き方が自由になったので、実現したかったヘアメイクと美容師の両立が少しずつ叶っています。
また、フリーランスになってから定休日をなくしました。
今まで当日予約をお受けできなかったお客様が、当日予約できるようになったので、お客様から喜びの声をいただいています。
予約が入っていない時はヘアメイクのお仕事に参加し、予約もヘアメイクもない時間はゆっくり休めたり、時間を有効に使えるようになりました。
楽しく働き、挑戦したかったこともできるようになり、そしてしっかり休めているので毎日充実しています。
プライベート面では今までは取りにくかった長期間のお休みが取れるようになりました。
通常の美容室ではなかなかお休みが取れなかったのに、フリーランス美容師になってから、ゴールデンウィークやお盆にお休みをし、地元に帰ることができてとても嬉しく思っています。
仕事もプライベートも、時間を有効活用できるようになったので、自分の満足度もとても上がりました。
編集部:お客様の反応に変化はありましたか?
鎌田:フリーランスになりたての頃は、コロナ禍だったので、半個室の空間で施術者が私だけのマンツーマン接客という点がすごく安心感に繋がりました。
壁がありますが広いですし、壁が天井と繋がっていないので、窮屈に感じません。
『もう他の美容室には行けない。』なんて言っていただけるお客様もいらっしゃいます。
自分だけでなく、お客様も満足していただけています。

銀座店のフリーランス仲間の小泉さんが産休に入られる際、大切なお客様を引き継がせていただきました!
【今後の展望】
編集部:今後の展望はありますか?
鎌田:2つ挑戦したいことがあります。
1つめはフリーランスになったきっかけでもあるヘアメイクのお仕事を増やしていきたいです。
2つめは自由に身動きが取れることフリーランス美容師の働き方を活かして、地元である青森でも働きたいと思っています。
青森県にSALOWINできてくれたら嬉しいです…!(笑)
編集部:出店したいですね…頑張ります!
最後にフリーランス美容師に挑戦したいけど不安に感じている方へ一言お願いします。
鎌田:自分自身もフリーランス美容師になることに対してすごく悩んでいました。
ですが今モヤモヤしているということは、今の環境に満足していない状態なんだと思います。
そう考えている自分がいたら、環境を変えるタイミングだと思います。
フリーランス美容師になってからは全て自分の頑張り次第ですが、お金に余裕ができて貯金ができるようになったり、お客様にプチプレゼントをしたり、いい薬剤を使ったりお客様にも還元できています。
集客への不安を感じていたら、本部の方が売上アップのためのコンサルを提案してくれたり、同じ店舗の集客に成功されている美容師さんに教えてもらうことも可能です。
そして、フリーランス美容師になってから、店舗のフリーランス同士と会話したり、支え合うことができるところも、とても良いなと働き始めてから思うようになりました。
一人じゃないし、助け合えるところも、フリーランス美容師の良いポイントだと感じております。
悩み続けて変化がない日々を過ごしてしまうよりは、人生1度きりなので、自分がワクワクした方に進むことをおすすめします!
編集部:素敵なお言葉ありがとうございます。
本日はお時間いただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします!
鎌田:こちらこそありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。