「指名は増えているのに、給料はいつまでも手取り25万円前後──。」
日々の労働時間の長さや、練習会や撮影で休日も返上。そんな“がんばっているのに報われない”日々にモヤモヤしていませんか?
実はいま、フリーランス美容師へ転向して月売上100万円・年収700万円超を達成するスタイリストが急増中です。高還元率のシェアサロンの仕組みと、SNSを使ったダイレクト集客。正社員サロンの枠を飛び出すだけで、同じカット・同じカラーワークが“2倍以上の手取り”に変わるチャンスが眠っています。
この記事では、月売上50万→150万までのモデルケースを数字でシミュレーションし、材料費・税金を差し引いたリアルな年収を公開。さらに手取りを最大化する3つのポイントも伝授します。
「もっと稼ぎたい。でもリスクは抑えたい」――そんなあなたのための完全ガイドです。

2025年版|美容師の平均年収を働き方別に比較
厚労省の賃金調査によれば、全国の美容師の平均年収は284万円(2017)→379.7万円(2023) と6年で+95.7万円、実に33%も伸びました。客単価アップや歩合制度の浸透が追い風になったとはいえ、正社員サロンの場合「月23〜29万円前後」で頭打ちになるのが現実です。
働き方 | 推定年収レンジ |
正社員アシスタント | 180〜220万円(出典:リジョブ 求人データ 2025年3月) |
正社員スタイリスト | 300〜360万円(出典:リジョブ 求人データ 2025年3月) |
店長・マネージャー | 400〜500万円(出典:リジョブ 求人データ 2025年3月) |
フリーランス美容師 | 700〜1,000万円(※SALOWINの平均値) |
2024年以降は歩合70〜85%のシェアサロンが急増し、フリーランスの平均値が店長層を逆転。しかもフリーランスは席料と大体材料費が10%ほどのシンプルなコスト構造なので、月売上80万円で年収600万円超えも十分現実的です。
さらに、勤務時間を自分で決められるため「長時間労働に疲れた」「育児や副業と両立したい」「ブランクを解消したい」という美容師でも、自分のペースで働ける点は大きな魅力。固定シフトに縛られず、休眠美容師が週2だけ復帰するといった柔軟な働き方も可能です。
次章では月売上50〜150万円のモデルケースで、材料費・税金を引いた「本当の手取り」をシミュレーションしていきましょう。
月収別モデルケースで見る「フリーランス美容師の年収」
前提条件(シェアサロン利用)
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月売上 | 年間売上 | 売上から利用料金を引いた額/月 | 年間手取り(税引前) |
50万円 | 600万円 | 35万円 | 420万円 |
80万円 | 960万円 | 59万円 | 708万円 |
100万円 | 1,200万円 | 75万円 | 900万円 |
120万円 | 1,440万円 | 91万円 | 1,092万円 |
150万円 | 1,800万円 | 115万円 | 1,380万円 |
歩合80%に固定費5万円を差し引く形なので、売上が増えるほど歩合のメリットが大きく反映されます。月売上100万円で年収900万円、150万円なら1,300万円超が視野に入る計算です。ここから材料費と税金が引かれるので税金・材料費の最適化でさらに手取りを伸ばせる余地があります。
フリーランス美容師が“年収アップ”を左右する 3 つのカギ
手元に残るお金=売上 -(材料費+席料+税金) |
この式をシンプルに改善する最大レバーは
①歩合率 ②材料費 ③税金管理 の3つだけです。
どれも1〜2%の差が年間数十万円を動かすため、フリーランス美容師にとっては“技術と同じくらい大切な経営スキルといえます。
① 歩合率を1%でも上げる
歩合70%と80%──差は10%ですが、月売上100万円なら 月10万円・年120万円 の開きです。
- 自分の売上が1番還元されるプランを提供しているシェアサロンを選ぶ
- 売上が伸びた段階の違うプランや選択肢があるシェアサロンを選ぶ
- 決済手数料などの利用料金以外にかかるものをきちんと確認する
② 材料費率を10%→8%へ下げる
原価は「薬剤単価 × 使用量」。
- 店舗数が多い方シェアサロンの場合、材料費を抑えることができる可能性
- 塗布量を5g削減
- 高頻度メニューは原価率の安い商材へ置き換え+客単価同額 が王道
③ 税金を“見える化”して節税
青色申告65万円控除+小規模企業共済は手取り+20〜30万円相当の効果。
- 開業2か月以内に「青色申告承認申請書」を提出
- 会計ソフトで毎月利益を確認し、売上の30%を税口座へ自動振替
- 売上900万円を超えたら税理士へ月次レビューを依頼し、消費税・法人化ラインを早期把握
たとえば…
月売上120万円、シェアサロン利用料金(固定費5万円+売上歩合20%)、材料費8%、青色控除フル活用の場合
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年収アップを叶えたフリーランス美容師の成功事例
売上を劇的に上げる特効薬は存在しません。しかし「再現性が高い小さな工夫」を積み重ねるだけで、月売上は階段状に伸びていきます。ここでは SALOWINを利用しているフリーランス美容師の実例をもとに、成果が出た事例をご紹介します。ぜひチェックしてみてください。
① Instagramの活用
美容師Aさん
成果
月間売上:67万円→471万円 約7倍に! 新規客数:0人→100人に! |
Aさんの運用のポイント
- メインの打ち出しをトレンドの髪質改善メニューにシフトチェンジ
- Instagramの投稿は1日3投稿
- Instagram広告も活用、投下金額は月間3~4万円
美容師Bさん
成果
月間売上:88万円→212万円 2倍以上に! |
Bさんの運用のポイント
- Instagramの投稿はリール投稿を1日1投稿、ストーリーズを3投稿
- Instagram広告の投下金額は月間10万円
美容師Cさん
成果
月間売上:70万円→270万円 約4倍に! |
Cさんの運用のポイント
- とあるターゲットのキーワードを入れて大バズり!
- Instagramの投稿を1日1投稿、ストーリーズを3投稿
- Instagram広告の投下金額は月間3万円
3人の美容師さんのさらに詳しい集客ポイントをまとめた事例集を公開中!

気になる方はこちらのお問い合わせフォームへお願いします!
② TikTokの活用
美容師Dさん
成果
月間売上:フリーランス初月から3ヶ月で約3倍に! |
Dさんの運用のポイント
- カウンセリング動画でお客様が来店イメージをしやすく!
- TikTokの投稿は毎日決まった時間に1投稿
- 広告利用なし
美容師Eさん
成果
売上:70万円→280万円 約4倍に! |
Eさんの運用のポイント
- お客様が好きな世界観を発信!
- TikTokの投稿は1日1~2投稿
- 広告利用はなし
美容師Fさん
成果
売上:30万円→170万円 約6倍に! |
Fさんの運用のポイント
- なるべく短く、端的に、わかりやすいコンテンツ!
- TikTokの投稿は1日1投稿
- 広告の投下金額は月間3万円
3人の美容師さんのさらに詳しい集客ポイントをまとめた事例集を公開中!

気になる方はこちらのお問い合わせフォームへお願いします!
よくある質問(FAQ)
Q1. 国民健康保険(国保)の保険料が高いと聞きました。節約する方法はありますか?
A. 国保は「前年の所得」を基準に計算されるため、独立2年目から急に負担が跳ね上がるケースが多いです。主な節約策は以下の3つ。
- 青色申告で所得控除を最大化 ─ 経費+65万円控除で課税所得自体を下げる
- iDeCo/小規模企業共済をフル活用 ─ 掛金がそのまま所得控除になる
- 家族の社保を検討 ─ 配偶者が厚生年金の場合、年間所得130万円未満なら扶養に入る選択肢も
👉 【2025年最新】フリーランス美容師の国保3パターン比較!東京美容国保・市区町村・社保どれが最適?
Q2. 青色申告は難しいですか? 65万円控除を確実に取る方法を教えてください。
A. 開業届と同時に 「青色申告承認申請書」 を税務署へ提出するだけで権利を確保できます。
- 帳簿付けはマネーフォワード・freeeなどのクラウド会計ソフトで自動仕訳
- e-Taxで電子申告すると 65 万円控除を満額ゲット
- 初年度は税理士のスポットチェック(3〜5万円)を入れると安心
👉 【2025年版】美容師の青色申告と会計ソフト比較|フリーランスの確定申告をやさしく解説!
Q3. フリーランス美容師の確定申告は何をすればいい?
A. フリーランス美容師は “経営者” でもあるため、毎年 1月1日〜12月31日 の所得をまとめて 翌年3月15日まで に確定申告(+納税)する義務があります。手続き自体は次の4ステップだけで完了します。
ステップ | やること | ヒント |
① 日々の記帳 | 売上・経費を会計ソフトに入力 | マネーフォワードやfreeeなら銀行・カードと自動連携 |
② 方式を決める | 青色申告(65万円控除) or 白色申告 | 開業から2か月以内に「青色承認申請書」を提出しておく |
③ 申告書作成 | ソフトで自動作成 or 税理士にスポット依頼 | e-Taxなら控除65万円を満額ゲット |
④ 納税 | 銀行・ネットバンキング・クレカ|3/15まで | 売上の30%を“税金口座”に毎月先取りしておくと安心 |
👉 【2025年版】美容師のための確定申告マニュアル|日々の記録から申告まで完全ナビ!
Q4. 集客が不安です。
A. SALOWINでは自分自身で新規集客、売上アップできるように、コンサルのご紹介をしています。実際に売上をアップさせた美容師さん、SNS運用のプロ、美容メーカー様、美容媒体様など様々です。ご不安な方は一度ご相談ください。
まとめ
フリーランスへ一歩踏み出せば、同じ技術と時間で手取りは2倍も3倍も広がります。
数字を可視化し、歩合・材料費・税金の3点をコントロールするだけで月25万円の壁はあっさり突破できます。シミュレーターと無料サロン見学はいつでも開放しています。次はあなたの数字で“高リスク”を“高リターン”へ塗り替えてみませんか?
